映画の吹き替え版と原語版。
どちらが好きかはいろいろございましょうが、「モンティパイソン」や「Mr.BOO!」のヒットは広川太一郎氏の吹き替えがあればこそ。
最近では、「ドリームシップ エピソード1/2」の主役メンバーの吹き替えをガンダムの主役陣がやってると言う、凄いのもありました。
でも、吹き替えの方が良いかどうかは、どの声優さんがやるのかに因ります。
場合によっては、吹き替えの声の方がご本人の声よりしっくり来ることも有るかと。
私の場合は、クリント・イーストウッドやジャッキー・チェンの映画は、吹き替え(故山田康雄氏、石丸博也氏)でないと、見た気がしないのです。
ところで、吹き替えの声優さんは時によって(チャンネルで?)変わったりするようで。
ジョン・ウェインには納谷悟朗氏の吹き替えと、故小林昭二氏による吹き替えとがありました。
私としては(あくまで個人的見解ですよ)ジョン・ウェインの声は小林氏です。
納谷氏の声は、私の中では絶対にチャールトン・へストンなのです。
で、ジョン・ウェインですが、私の最も好きな映画は「オレゴン魂」。
名作「勇気ある追跡」の続編で、ジョン・ウェインはアイパッチ姿の保安官(代理?)ルースター・コグバーンとして再登場します。
競演は大女優キャサリン・ヘップバーン。
騎兵隊を襲ってニトログリセリンを強奪した悪漢ホーク一味を追跡する我等がコグバーン。
それに、ホーク一味に牧師である父親を殺されたユーラ(キャサリン・ヘップバーン)と先住民の少年ウルフが加わり・・・
この映画は、派手なアクションもさることながら、粗野で無骨な西部男のコグバーンと、貞淑でお固いユーラの掛け合いが絶妙です。
じつは、この映画、私の記憶では納谷バージョンと小林バージョンでラストのセリフが異なっているのです。
(あくまでも記憶では、です。私の記憶違いなら、本当に申し訳次第もありませんが・・・)
***この先、いきなり映画ラストシーンのネタバレします****
**まだ見てない方は、是非一度見てから読んで下さいよ**
***いや、ほんとに、いっぺん見てから読んで下さいよぉ***
ユーラは、コグバーンとの別れ際に告げます。
「あなたは男の中の男よ。そして私の大切な・・・お友達だわ!」
それを聞いたコグバーンは、帰っていくユーラを見送りながら、照れ笑いしながらぼそっとつぶやきます。
(納谷バージョン)
「へぇ?驚いたね、あのヒトがあんなこと言うなんて・・・」
(小林バージョン)
「あのお友達ってのが無かったら、最高だったんだがな・・・」
実は、オリジナルのセリフは、
"She did not get the last word in, again.....well."
なので、
「彼女はまた最後の言葉を入れなかったな・・・まったく」
となります。
「また、最後の一言が抜けちまったな・・・まったく」
と言ったところでしょう。
納谷バージョンはイメージ優先でアレンジしたんでしょうけれど、小林バージョン、なんかいいでしょ?