「お腹すいていない?」
と私か゛聞くと


「うん、少しね」
と彼女。


「でも夕飯は食べたから、お菓子がいいな」
と私を覗き込みながら答えた。


「じゃあ、お菓子とジュースを買おう」
と私。


この流れ、この雰囲気から、
誘えると私は思った。


「俺のマンション、すぐそこだから、
 家で食べようか」
と聞いてみた。


「うん、さっちゃん家、見たい、
 買いに行こう」
と、あっさり彼女が返事した。


意外とあっさりと自宅へ連れ込める事になったと
私は思う。


「ほら、きみ、行くぞ」
と、おどけて彼女の手を引っ張る。

彼女がとことこと、付いてくる。


思ったとおりだ。

彼女は甘え好きだ。
男性にぐいぐい引っ張られるのが
好きなタイプだ。


そのまま、手を引っ張り、
私は、私の腕の中へ彼女の腕を入れた。

そして、二人は腕を組んだまま、車の所へ向かった。



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