マイク爺さんの波乗り米のおかげで、うちは、常においしい新米を食べることができる。
玄米ごとたんまり頂いているので、
この精米機を買った。
玄米で食べようか、五分付きで食べようか、白米で食べようか、その日の気分で決められる。
精米機が電気屋に売っているのも田舎ならではだ。
猫も杓子も玄米とさわいでいるので、ひねくれものの私はあえて、白米にこだわっていた。
というのも、
幼少期、無農薬、地球にやさしいもの大好きの母に、健康にいいのよ!
白米は、お米の栄養をだいぶ落としてしまっているのよ!
と、七分付きのお米を食べさせられていたからだ。
みんなの家は、白いのになあと、幼心に感じたものだ。
白いのがいいと反発したが相手にされなかった。
だからかは、わからないけど、私は昔、飯(米)をあまり食べなかった。
結局、結婚して、もろ影響されて、オーガニックやら地球にやさしいなんて仕事をしている私を、母は自分のおかげだと、高笑いしている。
世の中が気付くのが遅いのよと。
私はとっくに知っているのよと。
精米機を買ったら、無性に玄米を試してみたくなった。ひねくれものだからね!
えっ。おいしい。
もっとぱさぱさしているのかと思っていた。
幼い頃の、七分付きはもっとまずかった気が。
それからは、玄米を食べることが多くなった。
いづみどんも玄米がいいと言うようになった。
すばらしい娘だ。