☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆





「もうご飯とかは普通に食べてもいいの?」

冷えた麦茶をグラスに注ぎながら聞くと

「何も心配いらないと。
脂っこいもんばっかり続くのはいかんって言っとったけど
続かんだら揚げ物とかも普通に食べても構わんと。
大事にばっかりしちょると いつまでも身体が戻らんけ
早く普通の生活をした方がいいっちゅっとったわ」

「そっか…それなら良かった」

「翔は?いつ帰って来よるん?」

「明日って言ってたけど…」

「そうかい。じゃぁ明日の晩御飯はこっちで食べるように言っちょって。
翔の好きなもん作っちゃるけ」

「翔は帰ってきたら1週間夏休みだから
その間はここに泊まる気みたいだよ?
俺とオッちゃんが漁に行ってる間 オバちゃん一人だと心配だからって」

「なんとまぁ…
そんな過保護にせんでも大丈夫じゃって…
市場はまだ暫く休ませて貰わんとかもしれんけど
そしたらご飯の支度と小さな畑の世話だけじゃろ?
翔だって疲れて帰ってくるんじゃから
私の事よりも自分の身体をちゃんと休ませんと。
夏休み終わったら二学期は運動会やらなんだらで忙しいんじゃろ?」

「まぁ一応言っとくけど…
でも翔はのんびりなんて出来ないタイプだからさ。
のんびりしてたら余計疲れちゃうんじゃない?
それに…きっとオバちゃんの役に立ちたいんだよ。
手術の時とか付き添えなかったから…」

毎日『オバちゃんどぉ?』から始まる翔からのLINE。
大丈夫だよって伝えてあるけど きっとずっと心配で足踏みをしているはず。

あと半年で島を出て行く俺達。
だから…尚更 今は二人のそばに居たいんだ。