☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆





待つほどなく姿を見せたバスに乗り込んで
最後尾の座席に並んで座ると

「あ〜〜〜…」

身体中から力が抜けて思わず声が漏れた。

疲れている時のバスの座席って
何でこんなに座り心地がいいんだろう…
寒い中 帰ってきて熱い風呂に入った時の
脱力する感覚に似ている…と思うのは俺だけじゃないはず…

現に隣の大野さんも座った途端に大あくびだ。


「大野さん、明日も朝から行くんですか?」

今日塗ったパテも明日には乾いているはずだから
朝からヤスリがかけられる。

「ん〜…明日は月曜日だろ?
午前中は打ち合わせがあるから…
行けて午後イチってとこかな」

午後イチか…

素早く頭の中で明日の予定を確認する。

朝イチは杭が抜けた小学校の報告と今後の対策の件で
チーフと一緒に役所に行く事になるだろ…

まぁそれが昼には終わるとして…だ。
月曜日の午後は他の現場の定例会議も入れてないし
設計の方はテナントビルのプランニングがあるけど
急ぐわけじゃない。

…って事は!

「明日の午後なら俺も一緒に行ってもいいっすか?
車出しますよ。
車だったら30分くらいで着いちゃうし
途中のホームセンターで必要な物も買ってけるし」

張り切る俺を大野さんが横目で見て

「あのなぁ…俺はコレも仕事のうちなの。
櫻井は櫻井の仕事があんだろ?
就業時間内に櫻井を俺の仕事に引きずり込んだら
社長に怒られんだろうが」

ぐっ…