☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆

 

 

 

 

 

忘れていた呼吸を取り戻すかのように

大きく息を吐いた。

 

全てを読み終えると台本を閉じて目を瞑る。

 

文字で入力された場面が

順を追って映像に変換されてゆく。

 

 

智くんが…俺を好き…

 

 

文字から映像に変換された途端に

台本の中の俺がリアルな俺に憑依していく。

 

口腔内が乾いて息が苦しくなる。

高鳴る鼓動と纏まらない思考。

 

 

【俺…翔くんの事が好きなんだ】

 

 

実際には まだ聞いていないはずの

智くんの声が脳内で何度もリフレインする。

 

今 確かに動揺している俺は

本当にドラマの役が憑依しているのか…?

それともリアルな俺なのか…

 

自分で自分が分からなくなる。

 

初めて台本を手にした時から

リアルな俺が滲み出さないように

ずっと用心して抑えて込んできた。

 

それが…

予期していなかった智くんからの告白で

今まで抑え込んでいた気持ちが

堰を切って溢れ出す。

 

智くんからの告白に応えて…

俺も智くんに気持ちを伝える…

お互いの気持ちを伝え合って…

そして…

 

 

何度 夢見た事だろう。

 

 

例え疑似体験だとしても

今のこの気持ちを精一杯 智くんに伝えたい。

 

俺の本当の気持ちを…

 

用意されたセリフだとしても

嘘偽りのない俺の気持ちを載せて…

 

智くんの応えにリアルな俺への気持ちが

微塵も込められていないとしても…

 

その時だけはリアルな櫻井 翔として…

 

智くんに俺の想いを…

 

 

 

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翔くん 37歳のお誕生日おめでとうございます。

 

いつも忙しく充実している翔くんですが

37歳の翔くんも充実した

ステキな1年になりますように。

ずっとずっと大好きです♡

 

 

☆*:.。. ま〜ら .。.:*☆