☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆





「リーダーは誰が好きなんだろうね?」

松本の言葉に俺の気持ちを代弁されたみたいでドキッとする。

「まだ決まってないんじゃない?」

智くんも首をかしげながら あらすじを読んでいる。

「そんな事ってある?
だって翔さんと横並びって事はさ…
ヒロイン役…って事じゃ無い?」

松本が冷静に分析をする。

「へ?ヒロイン?俺が?!」

智くんが一瞬首を前に突き出してビックリ顏の後に
腹を抱えて笑いだした。

「まぁ翔ちゃんの気持ちをリーダーが受け入れるのか
受け入れられないのか…ってとこが肝じゃない?
このドラマのテーマとしてさ。
男同士だしさ、同じグループでやっていく中で…」


智くんが俺の気持ちに応えてくれるのか…?

それがテーマのドラマって…

ちょっと…

リアル過ぎだろ…

ノンフィクションかよっ!

胸の奥で毒吐きながらも もう一人の俺が
捨てきれずに抱えてきた想いを拾い上げる。


そうだよ…

ずっとずっと好きだったけど…

ずっとずっと言い出せなかった…


同じグループで この先も一緒にやっていくんだ。
俺の気持ちを打ち明けてギクシャクなんてしたくないし
もし両思いになったとしても いつか別れがやってくるかもしれない…

それでもずっとメンバーとして顔を合わせないといけないんだ。

そう考えたら 軽はずみに気持ちを打ち明けることなんて
やっぱり出来なかったんだ…


でも例えドラマの中でだとしても
智くんに想いを伝える事が出来るのなら…

もし智くんが応えてくれるのなら…

それだけでもう…