☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆





「なんだ…起きてんのかよ」

「おはよ…」

「おはよ」と言いつつも目を閉じたままの翔くんに

「おはよ…って…
目ぇ開けてから言えよ」

「………。」

「おいっ!」

「チュー…してくれたら目ぇ覚めるかも…」

「………。」

ヤレヤレ…
相変わらずだな…
毎朝 同じ会話をしている気がする…

身体を離して翔くんの頬を両手でギュッと挟むと
ピヨピヨの口になった。

「ロスではちゃんと起きてたんじゃないのかよ」

「折角帰ってきたんだもん…
今日くらいは いいじゃん…」

「今日くらいはって…
昨日も一昨日も…
いっつも同じ会話してんけど?」

「………。」

仕方ないなぁ…

頬を挟みながら
ピヨピヨの口にチュってすると

「ほら!起きて!」

「え〜!こんだけ?」

「もぉダメ!時間無いし…」

それに これ以上すると…

「その気になったら困んだろ」

耳元で囁くと翔くんの目がパッと開いた。

「お!起きたな」

ニヤリと笑って
翔くんの腕を引っ張って身体を引き起こす。

「ちぇ…」

ちょっと不満げな翔くんが可愛くて
また口づけた…

軽いキスのつもりが
翔くんに後頭部をホールドされて
どんどん深くなる…

だから…ヤバイんだってば…
キリがない翔くんの胸を押して引き剥がす。

「ほら!今日中に掃除しないと
明日は役所に行ったり
足りないものだって買いにいかないとなんだからさ!
モタモタしてたら 翔くんの休みなんて
あっという間に終わっちゃうよ?!
もう時間ないから朝メシは抜きな!
掃除終わんないと昼も食えないから」

「えーーーっ!
そんなんじゃ力が出ないよ〜…」

情けなく眉毛を下げる翔くんに苦笑する。

色気と食い気の両方かよ…随分欲張りだな。



☆*:.。. 次回最終話です .。.:*☆