☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆





「松本さん…
絶対 今でも智くんの事が好きだよね?」

「どうかな…」

翔くんと出会った前後の頃は
随分熱心に誘われたけど
翔くんへの気持ちをハッキリ伝えた後は
ビジネスパートナーとして
きっちり一線を引いて接してくれている。


「俺がロスに行ってる間に
松本さんが智くんの事…って…
気が気じゃなかったよ」

「ば〜か…
…んな訳ないじゃん」

「だってさ…」

口ごもる翔くんから
あの頃の不安な気持ちが伝わってきて
じんわりと愛おしさがこみ上げてくる。

「ずっと翔くんだけじゃん。
出会った時から…ずっとさ。
一瞬だってブレたりしてないよ?

だから離れ離れの時は…
胸の奥に ぽっかり穴が開いたみたいだった…
その穴を埋められるのは翔くんだけだから
ずっと…寂しかった…」

繋いでいた手を解いて翔くんの頬に触れる。

「…俺も…寂しかった…」

翔くんの口からこぼれた言葉を
俺の口唇が吸い取った。

翔くんの身体から…
心の隅々から
寂しかった記憶が全部消え去るように…
俺の想いで満たされるように
口唇を重ねる。

翔くん…
今までの離れていた時間を取り戻そう…

ずっと…ずっと…

二人でいような…



翔くんの肌を俺の指が滑る…

俺の指を追いかけて
翔くんの肌が紅く染まる…


少し高い体温…
白く なめらかな肌…
俺と同じシャンプーの匂いと
微かな翔くんの匂い…

大きく息を吸って
五感で翔くんを感じた。