翔ちゃんの子孫…あまりにも突飛すぎる話しに
みんなポカンとして

「ははは…翔さんの子孫…って…」

俄かに信じられない松潤が笑って誤魔化そうとすると
真剣な顔をしたニノが

「翔ちゃんは知ってるんですか?その事…」

「うん…知ってるよ」

「そうですか…」

少し考えた後…

「それなら問題ないじゃないですか…
まぁ…最初から何か変だとは思ってたんですよ…
しかし…まさか未来から来たとはね〜…」

ニノ…

「信じて…くれるの?」


「だって…今更 ショーが変な嘘ついたって
何の得にもならないでしょ?
それに今までの事が嘘だったとしても
誰かが損するわけじゃないし傷つく訳でも無い…
俺は今のショーを信じますよ。
それに…ショーがどこの誰だって…
俺たちと過ごした3週間は嘘じゃない」

ニノがキッパリ言い切ると

「そ、そうだよ!ショーと一緒にロケ行ったりして
俺…楽しかったし!
どっから来てもショーはショーじゃん?」

気をとり直した相葉ちゃんがわざと明るくはしゃいで見せる。

松潤だけが暗い顔をして…

「それって…もしかしてそっちに戻ったら…もう会えない?」

松潤…

ごめん…

「…もう……」




「…ん…ぅん…」

ソファーで寝ていた翔ちゃんの苦しそうな声にハッとして

「翔ちゃんを…早く連れて帰らなきゃ!」

「マネージャーに車廻してもらってくる!」

松潤が楽屋のドアから飛び出していった。

相葉ちゃんとニノが翔ちゃんの楽屋に荷物を取りに行く。

大野さんが手早く着替えて

「俺も行くから…」

えっ?

「俺が…翔くんに付いてるから…」


大野さん…