「俺さ…嵐になって…ショウくんと嵐でいられて
本当に良かったって思ってるよ。」
二人っきりの楽屋で…
突然サトシくんに言われてビックリする。
そりゃまぁ…俺ももちろんそう思ってるけど…
なんで突然…改まって?
「どしたの?」
「いや…ショウくんは…どう思ってるかな…って思ってさ。」
アナタ…ハワイからこっち、妙に感傷的だもんね。
モード入っちゃってんの?
「どうって…もちろん俺だってそう思ってるよ!」
「ホントに?」
「うん」
「嵐になって…俺と一緒で良かったって思ってる?」
「うん!そりゃもちろん!」
サトシくんが超いい顔で笑って
「俺、ショウくん大好きなんだ!ずっと一緒にいようね!」
「うん!俺もサトシくんが大好きだよ!」
二人で顔を見合わせてニッコリ微笑み合っていると
「うぃ~っす!」
「お疲れ~っ!」
「どぉ~も~!」
三人が口々に挨拶をしながら入ってきた。
サトシくんが俺が座っているソファーの横に立って
「ほら…ショウくんも立って…」
え?…なに?
「立って!」
はい…
なんだか分からなけどサトシくんに言われて並んで立つ。
「あのさ…聞いてくれる?一応報告しとくよ…」
報告?何だろ…大事な話し?
斜め下の床を見て…神妙にサトシくんの次の言葉を待つ。
「俺とショウくん…付き合うことになったから!」
へ~…そうなん………えっ?
えぇぇぇーーーーっっっっっ!
反射的に横のサトシくんを見る。
「な、な、な、なに言って……」
言い終わる前に
「うゎぉぉぉ~~~!良かったねーーーっ!」
みんなに揉みくちゃにされて何が何だか分からない。
「ちょ、ちょ、ちょっと待っ…」
「良かったね?ショウくん!」
三人に頭をワシャワシャされてる俺を
サトシくんが嬉しそうに見ていた。