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『マンデラの名もなき看守』

16.08.'08.SO. 19:30~21:450(シネスコ 2:15)
@シネマディクト ノアール
《予告》
『グーグーだって猫である』(9/5ロードショー)
『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』(8/23~9/5)
『庭から昇ったロケット雲』(9/13~9/26)
『純喫茶 磯辺』(9/13~9/26)
『闘茶』(9/27~10/10)



★荒々しく粗筋★
アパルトヘイトで27年もの間投獄生活を強いられたネルソン・マンデラ(デニス・ヘイスバート)の担当に抜擢された刑務官のジェームズ・グレゴリー(ジョセフ・ファインズ)が、マンデラとの邂逅により世界を見つめ直し、己を見つめ直した映画。



アパルトヘイトって一応知ってはいました。
ちっさい頃、そんなニュースやってたよなーって、曖昧な記憶もあります。
この映画で、改めてそんなに昔の出来事じゃないんだよなーと気付かされました。

加えて、なんて長い期間をマンデラは投獄されてたんだと。
丁度、自分の生まれた年(1978年)と比較して見らさってしまって。
私の生まれる10年前から映画が始まったんだけど、あれよあれよと自分の生まれた年になって、月日が過ぎてって。
どんだけ時間がかかったんだと、人種差別のない世界への一歩に。

人種差別についてだけ訴えている映画ではないと思いました。
ジェームズの妻・グロリア(ダイアン・クルーガー)の言動は今じゃ信じられないもんばかりで、特に「黒人が白人と区別されるのは、神様が決めた事」と子供に説明するのは衝撃的でした。
けど、当時はそれだけ正確な情報がなく知らされなかったという事実があったから。
自分の在る状況が全てではないんだと思いました。

私は日本にいて、人種差別もないし、情報も沢山取り入れる状況だからイイなーと思ったけど、パンフにあったジョセフ・ファインズのインタビューにドキッとさせられました。
「好むと好まざるとに関わらず、私達は皆状況の奴隷で、自由で民主的だと信じている事柄が、別の人間の視線からみると、投獄という事態につながることもある」
あの国は異常だなーって思っても、それはあくまで自分の国のフィルターでしかものを見てないって事なんですよね。



『マンデラの名もなき看守』 原題:GOODBYE BAFAMA
監督:ビレ・アウグスト/脚色:グレッグ・ラッター/脚本・台詞:グレッグ・ラッター、ビレ・アウグスト/2007/仏・独・ベルギー・伊・南ア合作/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル/117分/字幕翻訳:栗原とみ子


追記。
原題にある“BAFAMA”って、ジェームズが子供の頃に共に遊んだ黒人の子の名前です。