『僕のピアノコンチェルト』
20.02.'08.MI. 14:10~16:25(ビスタ 2:25)
@シネマディクト ノアール
《予告》
『4分間のピアニスト』(2/23~3/7)
『潜水服は蝶の夢を見る』(4/12~4/25)
『フィクサー』(4/12ロードショー)
『ヒトラーの贋札』(3/29~4/11)
『マイ・ブルーベリー・ナイト』(3/22ロードショー)
『人のセックスを笑うな』(3/8~3/21)
★荒々しく粗筋★
幼い頃からIQが高くピアノも上手な神童・ヴィトス。
より上を目指したがる親、自分に合わない環境、思い通りにいかない天才少年の苦悩と、天才故の苦悩の乗り越え方。
この映画の何が駄目かというと、邦題。と、ウリ。
なに? 『僕のピアノコンチェルト』って。
音楽ものをアピールしたフライヤーには、「ピアノの天才♪」だの「彼の奏でる音楽は みんなをしあわせにする」だなんて馬鹿げた事が書いてるし。
パンフだって、ピアノモチーフ。
絶対に、音楽の、特にクラシック音楽の、もっと細かく言うとピアノものの映画だと勘違いしちゃうじゃない。
この映画は、全然そんな映画じゃありません。
ヴィトスは何でもこなせる天才で、ピアノも為せる業のひとつでしかありません。
しあわせに出来るのは、彼のピアノだけじゃないんです。
寧ろ、ピアノ以外の才能の方がいっぱい活用されてるし。
なんでこんなウリ方しちゃったの?
天才ピアノ少年の話だと思って観ると、あんまり面白くなくなっちゃいます。
私は、原題で観ました。
原題は『Vitus』――ヴィトス、主人公の少年の名前です。
監督が幾度となく書き直した脚本で唯一変わる事のなかった、思い入れのある名前なんです。
大切な由来のある名前なんです。それがタイトルになってるんです。
ただただ、ヴィトスのお話なんです。
折角、設定とかヴィトスのキャラクターとかおじいちゃんの存在とかよく出来てるのに、面白さを欠くような邦題にしやがって。
タイトルを軽んずるな。
いつも以上に感想書いてないや。いいや。
『僕のピアノコンチェルト』 原題:Vitus
監督:フレディ・M・ムーラー/脚本:ペーター・ルイジ、フレディ・M・ムーラー、ルカス・B・スッター/2006年/スイス映画/35mm/カラー/ヴィスタ/ドルビーSRD/121分/字幕翻訳:古田由紀子/字幕監修:ピーター・ネルソン
