『題名のない子守唄』
12.12.'07.MI. 14:15~16:30(シネスコ 2:15)
@シネマディクト ルージュ
《予告》『Little DJ』・『歓喜の歌』・『厨房で逢いましょう』・『明日への遺言』・『シルク』・『4分間のピアニスト』
★荒々しく粗筋★
北イタリアのトリエステにやって来た女性・イレーナ(クセニア・ラパポルト)。
彼女の行動は非常に怪しい。彼女の過去も非常に怪しい。
でも、愛の前に怪しいも何もなかったのだー。
ひきこまれました。
みせ方が上手い。
イレーナなとかく謎めいた行動で、時折強烈な音楽と共に逃れられない過去の出来事がフラッシュバック。
この音楽ってのが、凄く効果的。印象的だから過去も謎めきがひき立っていたと思います。
フラッシュバックされる過去の情報と現在のイレーナの行動が判るにつれて、その全ての理由が明かされる。
とてもサスペンスフル。
構成が上手いと思いました。ちゃんと最後に細かいとこまで説明されるし。
ナイスストーリーです。
イレーナの救われなさっプリに気持ちが沈んじゃったけど、イレーナが感じる幸福な瞬間〈とき〉にはぐいっと気持ちが救われます。
愛ゆえの彼女の行動が全く報われない、絶望に満ちたエンディング……ではないエンディングがとても似合っていて良かったです。
監督は『ニュー・シネマ・パラダイス』や『海の上のピアニスト』のジュゼッペ・トルナトーレ。音楽は勿論エンニオ・モリコーネ。なので、ぴったり合ったテーマ曲が映画をとても優しく包んでくれていた気がします。
原題を直訳すると「知らない人」。
よりサスペンス要素が強いタイトルですね。邦題はちょっと離れちゃってるけど、『題名のない子守唄』もサスペンスっぽい臭いもしつつ女性の持つ強さと優しさがあって好きです。
『題名のない子守唄』 原題:La Sconosciuta
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ/音楽:エンニオ・モリコーネ/2006年/イタリア映画/スコープサイズ/ドルビーSRD/121分/日本語字幕:吉岡芳子/R-15
