『INLAND EMPIRE』
21.11.'07.MI. 14:45~18:00(ビスタ 3:15)
@シネマディクト ノアール
《予告》『Little DJ』・『黒帯』・『私たちの幸せな時間』・『長江哀歌』
★荒々しく粗筋★
メビウスの帯をクラインの壷に入れ、ドグラマグラと音を立てて煮込みました。
筆舌に尽くし難い作品でした。以上。
……で感想終わっちゃうと思いました。
いくらベネチア映画祭栄誉金獅子賞とか受賞してるからって訳が解らな過ぎ。話が全然解らない。
ひとつのお話の紙芝居を全ての出版社から取り寄せて全部合わせてその上シャッフルしちゃって、ああやっとストーリーを掴めてきたぞ、おいっ一度見せた紙芝居を後ろじゃなくて中にまた混ぜてない!?
堂々巡りはしていないんだけど、そんな感じ。
パンフ見ると詳しく内容も説明されているんですけど、パンフのおまけで便宜上の相関MAPもあるんですけど、かちゃくちゃない。
ただひたすら3時間観ていると、この気持ちの悪さが心地良くなってくるのがあら不思議。
特に映画館でひとりぽつり観ていると、その内なる帝国に自分も飲み込まれちゃっている様な錯覚。
「3時間ってなんだよ」と予告観て思ったけど、3時間だからこそこの映画が味わえるんじゃないのかな。
『ドグラ・マグラ』の「読んだ人は必ず精神病になる」という噂に似て、頭の中で渦がグルグルしてて何故かまた観たくなるという副作用があるかも知れません。
締め括りがああじゃなかったら、完璧にどっかプチッといってたかも。
エンドロールもあんな感じだったから、ひょっとしてこれは不条理ギャグだったの!? って気にもなりました。
裕木奈江さんが出演されてました(クレジットはNAE)。
『アルマゲドン』の松田聖子さんなんかメじゃない位、長台詞付きのしっかりした役。
細野晴臣さんもカメオ出演されてたみたいだけど、気付かなかったなぁ。
もうDVDも出てるみたいだけど、これは映画館のスクリーンでまんじりと3時間観る事に真価が見出だせるのではと思います。
『INLAND EMPIRE』
監督・脚本・音楽:デイヴィット・リンチ/製作:メアリー・スウィーニー、デイヴィット・リンチ/2006年/アメリカ/180分カラー/ドルビーSRD/ビスタサイズ/日本語字幕:林完治
