(背景)

65歳も過ぎて、身近な同窓生もぼちぼち死ぬ人も出てきたりして、

死ぬ前にそろそろ色々整理しといた方が良いのかな。

そんな思いが湧いてきて、少し終活を考えるようになりました。

で、何を整理する?その前に誰のためにする?

そう、終活の目的はどこに設定する?

(目的)

自分が死んだあとのことを考えるのは、

なかなか先のことなので、

難しいものだけど、想像力を駆使して真面目に考えてみた。

誰のために?残された人のために。

家族のために何ができるか。

何ができるかよりも、何に迷惑かけないか。

親父やおふくろが死んだときに、

どんなことで苦労したのかを思い出しながら、

妻や子供たちに迷惑を極力少なくするためには、

何をすればよいか。

まずは、親が死んだときに何をしたか?

・死亡診断書を受取り

・親戚に連絡

・葬儀社選定・打ち合わせ

・死亡届と火葬許可申請

・お通夜、葬儀

・住民票の除票・世帯主の変更

・健康保険の変換

・介護保険証の返還

 などなど

・年金関連

  • 年金受給者死亡届の提出
  • 未支給年金の請求
  • 遺族年金の請求

・遺産分割協議書の作成

 死んだ親の銀行口座や不動産の名義変更など

 どちらにも、残されたものの間で、

 遺産をどう分割するか、

 それを記したもので、

 それに必要となるのが、戸籍謄本、除籍謄本。

 遺産分割の対象者が記載された人だけ

 であることを証明するために、

 本籍地の役所とかさかのぼって、

 親の出生から死ぬまでの戸籍を

 抜けなくすべて取り寄せる必要があります。

 既に籍が抜かれたものは除籍謄本も必要です。

 新たな相続人が判明したときは大変です。

 その人にも相続権があるわけですから、

 連絡して、遠方ならば、

 現住所に分割協議書を送って、

 内容の同意を求めて、

 実印を押してもらって、

 印鑑証明までもらわないといけません。

 付き合いのある兄弟姉妹だけなら

 そんなに苦労はないのですが。

 

・銀行口座の名義変更

 上記 遺産分割協議書さえできてしまえば、

 あとはその口座を相続する人に

 名義変更するだけです。

 

・不動産の名義変更

 これは、大変だから司法書士さんに

 お任せしよう。

 なんて人が多々いると思います。

 お金さえ払えばやってくれるので、

 お金がある人はお任せしても良いかも。

 5万から20万円くらいと言われています。

 ただ、自分でもやれます。やってみると、

 それほど大変ではありませんでした。

 私は、父が死んだときに

 父名義の不動産を母名義に変更。

 母が死んだときに自分名義に変更と、

 不動産の名義変更を2回とも自分でやりました。

 その間、自分の現住所が変わったので、

 自分の現住所変更なども自分でやりました。

 遺産分割協議書さえできてしまえば、

 書類作成とか法務局へ行く時間さえあるならば、

 法務局のWebページにも申請書の

 ひな形もあるし、

 必要な書類の書き方、綴じ方も教えてくれます。

 

これらの経験も踏まえて、私が死んだときに、

妻や子供に出来るだけ

迷惑をかけないようにするには、はて?

何をしましょうか。

以下に、終活としてやることの概略を記しました。

 

1.資産の明確化

 自分が保有する資産を全て明らかにすること。

 私名義のネット銀行や休眠口座があるならば

 その解約とか、

 すべてリストアップして明確にしておこう。

2.相続人の明確化

 自分には隠している相続人がいないということを

 戸籍で明らかにしておこう。

3.デジタル遺産の整理

 登録しているインターネットサービスを

 全て把握して、

 休眠状態のものは解約し、

 有償サービスで要らないやつは解約しよう。

 死亡時の連絡方法や連絡先を調べて

 明文化しておこう。

4.所属組織の整理

 ボランティアや個人業務委託など

 所属組織をリストアップして、

 死亡時の連絡先や連絡方法をまとめておこう。

5.身辺の不用品整理

 自分の嗜好品とかの所有物をリストアップ。

 デジタル化可能なものはすべて変換して、

 死んだときには簡単に処理できるように

 しておこう。

 要らない物はどんどん捨てよう。

 

 こんなところでしょうか。

また気がついたら追加変更する事にします。

それぞれ具体的にどのようにやっていくか

詳細を記していきたいと思います。


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