このところ4回連続で大病院の移転、受診した経験をもとにブログを書いてきましたが、この種のことに関心が高いのか結構なアクセスがありました。今日はホルムズ海峡で日本とノルウェイのタンカーが攻撃されたことに関して調べた件です。安倍晋三総理がイランを訪問している時に、ホルムズ海峡でタンカーへの攻撃が起こったのは最近のことです。米国はイラン、イランは米国を非難しています。先日、G20の前に、トランプ大統領が『ホルムズ海峡の安全は自国でやれ!』とか、『日米安保破棄』まで持ち出してきましたが、政治的思惑はともかく、真相はどうでしょう。調べた結果を今日のブログにします。
米政府はイランに責任があると主張し、吸着型の爆発物が使われたと断定。事件後に革命防衛隊のボートがタンカーに接近、横づけして不発だった爆発物を回収したとする映像を公開しました。
《疑問》
①この写真をどこから撮ったのか(撮れる位置にどうして米軍がいたのか?)
②イランは各国の艦船が遊弋して見つかりやすい白昼にこのような行動を採るか
③友好国としている日本の船を襲撃する必要があるか(しかも、安倍首相訪問中)
④船の進行方向から見ると、爆破痕はオマーン側に面している船体の右側
(イラン側ではない)
⑤米国軍が監視しにくいイラン側から夕方から夜間にかけて爆破活動を行う方が自然
⑥どうして白黒映像なのか(わざとそうしている可能性はある)
⑦軍関係の船の塗装は見つかりにくいグレーが基本だか、そうは見えない
⑧小型艇なのに乗船者が多すぎる(10名近くいる)
⑨サイズの割に不釣り合いな2連装の対空機関砲を積んでいる
など、素人でも不自然さを感じるものです。
タンカーの乗組員は、飛来物を見たと証言しているものの、横からならまだしも、超高速で船に向かって来るミサイルを船にいる乗組員が目視できるのかという疑問があり、これは見間違いではないかと思います。そもそも、Exocet、Harpoonのような対艦ミサイルだったらこの程度の損傷で済むことはないでしょう。同じく攻撃を受けたノルウェーのタンカーの船長は魚雷攻撃を受けたと言っていますが、魚雷では一発で沈んでしまいます。
大統領よりも権威を持つ最高指導者のハメネイ師が『イランと日本は友好国』であると言っているのに、パナマ船籍ではあるものの船名を調べれば日本のタンカーと分かるはず。それを狙い撃ちするのかと思うのが一般的です。
《タンカーに開けられた2つの穴から言えること》
砲撃によって開けられたか?日本に向かっていたタンカーは、進行方向から言って穴が空いた側がオマーン側であり、イラン側ではないので、イラン側から砲撃されたということにはならないでしょう。
次にオマーン側から砲撃されたという仮定です。Google earchで測ってみましたが、ホルムズ海峡の幅は84km。真ん中を通ったとしても40kmも離れている場所から動く船舶に向かって砲撃することになります。この距離で波に揺られながら航行する船に対して同じような位置に2発連続で命中させることはゴルゴ13でも不可能だと思われます。また、砲弾だとしたら穴は円形が普通で、今回のように穴が三角形や外側にめくれ上がったような形状にはならないので、砲撃という線は消えます。砲撃ではなく、ミサイルでもなく、魚雷でもないとすると、小型ボートを使って接近し、爆発力の小さい爆薬を仕掛けて爆発させたということになります。爆発痕の水面からの高さは、0.5~1.5メートルということから見ても、小型ボートで近づき、取りつけるするとなると、ちょうどその高さになります。
《だれが仕掛けたのか》
非公式ながら、『ホルムズ海峡の安全は自国でやれ!』とか、『日米安保破棄』というトランプ大統領の発言および、G20のタイミングが合うことを勘案すると米軍の自作自演劇と考えるのが妥当ではないかと思います。もちろん米軍自身は手を下さず、金で動くどこかの武装勢力にやらせ、その様子を監視していた(だから映像を持っている)。こう考えるのが妥当です。日本には在留米軍の費用負担を世界で一番出していますが、更に増額を求めるばかりでなく、様々な米国兵器を買わせるための芝居を打った。で、沈没させたら元も子もないので、脅し程度の威力の爆発物を仕掛けた・・・・・・あまりに大胆というか突っ込みどころ満載の雑な振る舞いなので確信はありませんが、この推測、当たっていると思います。
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