息子5歳「最期まで記録するよ!」 | 普通のおばさんの普通な日記。

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泣けます、いやもはや泣いてます。

 

ワタクシの家は動物だらけ…

 

その中にはいわくつきで引き取った子たちもいます。

 

レオパ軍団の中の一匹、「ぐっちゃん」は

親元のブリーダーさん的に

いわゆる「売り物にならないレオパ」でした。

 

*誤解なくですがその方が粗雑に扱ってたわけではありません

 

確かにうちに来た時すぐに、素人目でもわかるほど

背骨は曲がって、ヨタヨタしてました。

 

それでもワタクシは餌を食べるぐっちゃんを見ては

とにかく大切に大切に育てて参りました。

 

気が付けば、その間に息子も産まれ

今は息子5歳がぐっちゃんを世話してます。

 

脱皮が下手くそなので温浴させてみたり

そっとそっとぐっちゃんと皮を剥がしてみたり

 

そんな感じで7年ですかね?

 

ずっとこのままやっていけると思ってました。

 

でも、やっぱり病気には勝てないのか

ある晩、ぐっちゃんがゴソゴソとゲージ内を回っているではありませんか。

 

 

どんなにまっすぐにしようとしても

身体が曲がってしまっていました。

 

この日を境に、ぐっちゃんは

この状態で一日過ごす事になります。

 

今日で10日目。

 

餌は食べようとしても喉につかえてしまうので

活餌をやめ、レオパゲルにカルシウムとビタミン剤を混ぜて

少しずつ食べさせています。

 

 

排泄物も毎日確認してます。

 

少しでも嫌がったら給餌を中止して

とにかく必死です。

 

ここにはエキゾを診てくれる獣医がいないからです。

 

息子5歳を呼んで、ワタクシは

「ぐっちゃんはもうダメかもしれないよ

うちにはたくさんの動物たちがいるけど

その分、たくさんのお別れもあるよ。

 

でもお母さんは最期まであきらめたくないんですよ」

と言いました。

 

息子はしばし沈黙して、

ワタクシのスマホをもってきて言いました。

 

「僕、最期まで記録するよ!」

 

「お母さん、いつも僕に最後まできっちりと!って言ってるでしょう?」

 

文章で書くと、なんか軽く言ってるように見えるけど

息子は真剣でした。

 

「うちに来てくれたんだ、僕は忘れないようにしたいよ」

 

その言葉でワタクシも決めました。

ぐっちゃんを最期まで撮影する事。

 

そして

息子は

「前の親の人(元親のブリーダーさん)に電話してよ

ぐっちゃんは元々ダメかもしれないって言ってたんでしょ?

それは何でなのか知りたい」

と言い出しました。

 

そこでワタクシは、その方に連絡を取り

今夜、ぐっちゃんの詳細データを送ってもらいます。

 

 

 

こんな親子ですけど

ほんと最期までやれること全部やりたいと思います。