おはようございます。「箱根そぞろ歩き」です。
春分の日は、両親とご先祖さん達のお墓詣り。
馴染みの花屋さんへ注文しておいた、春色フラワーアレンジメント。
とても素敵に仕上げて頂けて、嬉しい限りです
母が好む色合いでまとめた花々、喜んでくれると良いのだけど。
この度ご案内する 👣そぞろ歩き🐾 は、
早春の箱根で行われる、仙石原すすき草原 山焼きです。
「富士箱根伊豆国立指定公園」とされている、仙石原。
カルデラ湖(火山活動により生まれた大きな窪地)の一部だった名残として、
広大な湿原や草原が広がります。
霧が頻繁に出るのも、真冬は霜で覆われるのも、
かつては湖底であった事による、湿度の高さが影響している様ですね。
お天気とススキ草原の乾燥具合が、山焼き実施 可・不可の決め手。
⭐️晴れ(もしくは曇り)である。 ⭐️強風ではない。
⭐️ススキが雨雪で湿っていない。
こうした条件が揃わないと安全に行なえないため、
3月内で《実施日》と《予備日》の数日間を定めておき、
条件が見合った日に、実施されるそうです。
山焼き実施日&予備日は、下記サイトで確認できますよ
今年(2019年)は、3月15日に行われました。
天候事情で3回延期し、4回目リベンジとなったこの日は、
風も無く暖かな快晴、というベストコンディション
一眼レフを手に、山焼き見物エリアへ到着した頃には、
もうもうとした煙が立ち昇っていました。
県道75号線を挟み、《台ヶ岳側》と《湿原(見学エリア)側》に
分かれているススキ草原。
台ヶ岳側上方から焼き始め、徐々に下へ移動。
紅い炎と黒煙。 遠目でも、火の回りの速さがわかります。
湿原側の点火。
燃え具合を見ながら、点火と消火を繰り返す消防隊の方々。
大変な危険と背中合わせのお役目、本当にお疲れ様です💦
バチバチと轟音を立てて、燃え爆ぜる草木。
激しく舞い上がる炎、焼け燻される匂い。
火が届かない、安全な場所で、見物させてもらってるハズだけど。
間近で体感する凄まじい燃え方に、肌を灼く様な炎の熱さに、
本能的な恐れを抱いて、思わず後退りました
幸いにも、山焼きの一部始終をじっくり堪能出来ました。
10時30分に始まって、完了したのは13時過ぎ。
天候や風向き、草原の乾燥具合にもよりますが、
お昼過ぎくらいに終えるパターンが少なく無いようです。
「宿の人から、午後2時か3時くらいまで山焼きしてるはず、
と教わって折角来たのに、見損ねた〜」
完了後に訪れ、そうがっかりしていた方もいらしたので。
午後早めに終わる可能性有り、と思っていた方が、良いかもしれません。
ちなみに去年(2018年)は、強風のために午前いっぱいで中断し、
湿原側は焼かずにそのままだったとの事。
山焼きが終わると、仙石高原は一面焼け野原
それでも春が深まれば、小さな新芽が次々と顔を出し。
黒く剥き出しになった大地は、柔らかな緑に覆われます。
箱根の奥座敷 仙石原で行われる、迫力満点な春の風物詩。
いつか、ご覧になってみませんか?
instagram で、山焼き動画をUPしています。
炎の動きを捉えたスローモーション撮りは、特にオススメですよ♪
https://www.instagram.com/sozoroaruki.hakone/?hl=ja
☘お読み頂きまして、ありがとうございました☘
箱根そぞろ歩き