jokegirl -27ページ目

つながらない

 誰ともつながらない

 きっと自分はひとりなんだと思う

 寒い海からの西風が好きだったあの頃はもうこない

 沈む夕日がきれいと思った時期は過ぎ去った

 部屋でふとんにくるまり枕だきしめてせせらわらうだけ

 悲しい歌さえピンとこない

 携帯電話も契約してるだけもったいないんじゃないかとおもう

 友だちみんな死んじゃったんじゃないかと不安になるくらい連絡久しいよ

 なんだか取り残された拾われないごみのよう

 そんな気分になる

 誰にも気にされない自分なんじゃないかと泣きはらすだけマシだろうに

 それすらもうないよ

 大人になると優先順位がかわるのかな

 みんなのそばにいた時代にしがみついてる自分がいるんだろうか

 そんなつもりもないんだけどもな…

 そうなのかな

 友だちを想う自分は世の中ちゃんと生きてないのかな

 みんな元気かな

 かわらないね、といわれたあの頃

 嬉しかった自分

 今は、悲しい

 もう一生会えない人たちかもしれない

 忙しいを理由にしたくないと思いつつ

 そうやってみんなつながらなくなってくんだね

 子供の頃には気にならなかったあたりまえの甘えの積み重ねが

 孤独にさせる

 きっと、そうゆうこと

 なら、

 誰といても、ひとりぽっち

 断ち切ったのは自分自身

ばかをみる

 日々椅子に座って店先を流れ急ぐ人たちを見る

 空を見つけて物思いにふける

 ほほ杖ついて「たいくつ」とため息をつく

 何回も

 何回も

 たまに客がはいってくれば”めんどくさい”て思う

 くんな、て思う

 さっさと注文きめなくて”うざい客”て、また思う

 ありがとうございます、なんて言葉だけならいくらでも言える

 どうせ言われても聞いちゃいないやつらだし

 感情なんてそこになくていいんじゃん

 ばかばかり…

 あいつらみんなばかばかり

 仕事なんかホントはしたくない

 つまんないやつらばかりで胸くそ悪い

 めんどくさい

 人が

 めんどくさい

 いつか店長が掛けていった鏡見てまた思う

 こいつが一番ばかだって

 自分が一番ばかだって

 いつからこんなになったんだろう…

 たったひとりで店の中

 くだらない人生、と自分で自分をばかにする

 

桜、咲くら

 気づけばもう寒桜

 寒々した自分の気持ちにも春がくる

 紅い蕾がふくらんで

 ぽんとはじけて咲くんだら

 こんな自分の心にも

 ね、咲くんだら?

 こんな冷たくて痛い思いの中でも

 ねぇ、桜…

 咲くら?

 ばかたれ 

 ぬくといだけが春じゃないんだよ

 あたしは負けてない

 

 

ふとね、ふと。

 ふとね、ふと、なんか消えたくなる時がある。

 誰とも関わりたくない時がある。

 どこかでぼーとしてたい時がある。

 何かに打ち込んでなにも見えなくなりたくなる時がある。

 人にちょびといぢわるしたくなる。

 誰かになんだか謝りたくなる。

 神様に許してもらいたくなる時がある。

 ハグして欲しい時がある。

 誓いをやぶりたい時がある。

 めちゃくちゃしたい時がある。

 ふとね、ふと。

 友だちいないんじゃないかな、て思ってしまうことがある。

 自分は人に素直に甘えることができないひねくれ者だ。

夜中の海岸で

 誰もいない夜中の海岸でひとりでウォーキングする私

 誰とも会わなくていい時間

 誰かのためにとがんばる時間

 自分ひとりの世界にぼっとうする時間

 夜の海岸はひんやり冷たくて

 闇夜の潮の香りはほんのり温かくて

 もくもくと砂浜を歩く私だけが不自然で

 でもそんな私を隠してくれる田舎の夜の海岸が

 好き

 都会ではできないことができる喜びがあることに

 気がついた