はじめに

  • 本記事では、Document Data オブジェクトからデータを取得する実装サンプルを紹介します。
  • 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
  • 製品仕様や参考画像は 23.10 バージョンのもので構成しています。
 

Document Data オブジェクトからデータを取得する

 

 

 

ドキュメントデータを抽出

  1. 「パスの存在を確認」アクティビティでILocalResource型の入力ファイル(変数)を用意します。
  2. DUのモダンプロジェクトで作成(デプロイ)した抽出器を選択します。
    (インストールしたパッケージ情報:"UiPath.DocumentUnderstanding.Activities": "[2.9.2]")
 

フィールドを指定して値を取得

標準フィールドの値はDataプロパティの中から対象フィールドを選択するだけ!

 

 

明細フィールド(表データ)は「繰り返し(コレクションの各要素)」を配置し、
ドキュメントデータ.Data.Items を入力します。

 

 

こうすることで currentItem のプロパティから対象フィールドを選択できます。

 

 

とりあえずデータを全部出力したい

「繰り返し(コレクションの各要素)」を配置し、
ドキュメントデータ.DocumentMetadata.ResultsAsDataTables を入力します。
(Argument Type は DataTable)

 

 

標準フィールドは「RootDocumentFields」、表データは「Items」というテーブル名の様です。

 

 

(例:Item.csv の中身)

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。Document Data オブジェクトから直接取得したいフィールドを選択できるため、直感的にわかりやすく助かります。
クラシックでは「抽出結果をエクスポート」アクティビティがありましたが、上述の通り、モダンでは ResultsAsDataTables プロパティで簡単にテーブル出力もできてしまいます。
これからDUをはじめる方は迷わずアクティブラーニングでいきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます(・ω・)ノ