大学の長い夏休みもそろそろ終わりに近づいているところも多い。相談に来てくれる大学3年生に話を聴かせてもらうと、インターンシップの話だけではなく、雑談で夏休みの思い出を伺えるのも、楽しいところだ。

 

とはいえ、相談に来ているので、メインは就活の話、これからの就活をどう過ごしていくか、どんなことに手を付けていったらいいのか、モチベーションが下がっていてどうしよう、自己分析のやり方は、などなど。内容はホントに多岐に渡る。

 

この時期からぜひやってもらいたいことがある。それは「言語化をする」ということだ。

個別相談が終わり、最後に「この時間はどうでした?」ということを聞かせてもらうと、「自分がこんなことを考えていたんだ、と気づくことができた」「ふりかえることで自分がやってきたことが見えてきた」と、言葉にしてもらう人が多い。

言語化することで、自分をしっかりと振り返ることが出来る。問いかけによって、その視座に立って物事を見ていることで、今までと違ったものが見えてくる。鏡を使って、自分の身だしなみを直すようなものだ。

一人でもできることだけど、聴き手がいると自分自身について、もっと知ることができる。自己分析も深まる。そして話すことの楽しさを感じることができるのだ。

 

言語化の効用はそれだけではない。

言語化をすることで、これから数多く経験するであろう面接対策にもつながる。自分のことを話すためには、まずは口に出してみないと、自分がどれだけ話せるかわからない。そして、口に出すことで自分の考えていることも整理できる。

 

もう一つの効用として、話して自分で感じたこと、思ったことはとても力強く残るということ。誰からから「大丈夫だよ」「ここまでできているじゃない」などといわれても、実感がもてない時はないだろうか。周りから言われても、そうかなあ…といまいち自信につながらないことが。

言葉にしてみることで、自分の発した言葉は自分に響く。誰にも否定されることなく、自分自身が感じたものだから、それは力強く自分を励ましてくれる。

 

ぜひ、今のうちから言語化を意識してほしい。自分のことを語ってほしい。

語る機会は、身近にある大学のキャリアセンターなどを使ってほしい。そこにはキャリアの専門家が、キミの話を聞きたくてうずうずしているから。

そして、それは自分も同じ。自分もキミの話を伺えるのを楽しみにしています。

 

 

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