最近の就活相談はESがメイン。その中で、最近話題に上がるのは「就活の軸」について。企業のESでも「あなたが就職活動で大事にしていることは何ですか?」「社会人になる上で譲れない部分はどこですか?」といった設問が増えてきているのもあるだろう。また、就活が本格化し、いろいろな企業に触れるうちに「自分の軸は何なんだろう?」と立ち止まって考えることが必要だと気付く時期なのかもしれない。

 

就活の軸について考えるうえで、お伝えしたいことが2つある。

一つは、「就活の軸(自分の大切にしたいもの)」は自分の中だけでは見つからない、ということだ。就活の軸を自分の中だけで見つけようとすると、自己分析の悪いループに陥ることと同じになってしまう。「自分はどこにいるの?」と考えて、悩んだ末にインドに行く…ことにもつながってしまう。

就活の軸は、自分の中だけにはない。企業や業界に触れてみる。社会に触れてみることで初めて軸が磨かれるんだ。自分が軸だと思っていたことが実はそうじゃないかもしれない。新しい価値観に出会った時に「それも大切にしたいな」と思った人は、就活の先輩で山ほど見てきた。

就活は、社会に出るための準備。ということは、社会のことを知らないで就活の軸だけを考えても片手落ちになってしまう。

就活の軸を外に出して、反響したものを自分の中に取り入れる。リアルに声に出してみないと自分の声ってどんなものかわからないよね。やまびこのように返ってくるものに耳を澄まし、自分の中で咀嚼することが大事なこと。

 

もう一つのお伝えしたいことは、「就活の軸」を訊く理由を考えてみることだ。

企業が就活の軸を聴く理由は、正解を聴きたいわけじゃない。キミの大切にしているものを聴いて、「うちの価値観と合っているかな、入社してくれるかな、すぐやめないかな」ということを知りたいんだ。

だから、「「就活の軸」はこれでいいんですか?」という問いかけは、成り立たない。キミの就活の軸に正解不正解はない。

これを聞くと、「とはいっても、就活の軸がふわふわして気になってるのに!」とキミは憤るかもしれない。確かにそうだよね。就活の軸に正解はないけれど、就活の軸を明確にしていくことは大事なこと。その都度その都度変わっていくものではあるけれど、現時点である程度明確にしておくと、自分のこれからの動きの原動力になっていく。ぜひ、就活の軸は定期的に考え続けてほしい。大事なのは、就活の軸は自分だけじゃ見つからないこと、就活の軸を考える目的を忘れないでね。就活の軸(社会人なら働く上での軸)は、ずっと考え続けることが大事なこと。社会人になっても、磨き続けたいもの。

 

キミの話を伺えるのを楽しみにしています。

 

 

 

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