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09Mar
- 家族が自然に暮らす家
  3人家族にちょうどいい住宅が完成しました！はじめは、予算的にあきらめていたお客様ですが、2人3脚で　完成まで到達できて、感激です！！快晴です趣味や、生活スタイルは、ひとそれぞれ、家族それぞれ異なります。ひとつも同じ家は、ありません。そのかゆいところに手が届く工務店でありたい！そう心に誓う　きょうこのごろです。
27Oct
- Ｆ－ＣＯＮの新しい可能性
  F-CON本部より、速報が入りました！！そして、先日10月20日（火）世界企業『島津製作所』様の新研究棟にF-CONを導入いただきました！以前、社内アンケートを実施した際に、エアコンの風により不快感や温度ムラが生じることにストレスを抱えている研究員が多いことが判明。そのストレスを解消、さらにメンテナンスの楽さや省エネ性の高さがF-CON導入の決め手となりました！今回、約300名の研究員が職務される1500㎡の執務室・300㎡のジムメッセに導入いただきました。さらにこの物件の設計・施工を担当されたのは、スーパーゼネコンの大林組様です！F-CONを武器にコンペに挑み、見事勝ち抜かれました！今回の大型物件への導入はきっと皆様の営業活動にプラスにしていただけるはすです！是非、F-CON公式ホームページの記事やSNSをシェアしてご活用ください。F-CON公式ホームページ：https://www.a-hikari.com/column/71/Facebook：https://www.facebook.com/1072704849459919/posts/3466744376722609/?extid=0&d=nインスタグラム：https://www.instagram.com/p/CGlvVZUA2B2/?igshid=10gxltjgd8y8g
23Oct
- 睡眠相談会
  皆さんおはようございます！ＴＡＳＫ内田です！いきなりですが・・・睡眠相談会のお知らせです😊日にち：毎週月～金の9：00～17：00まで場所：函館市陣川1丁目13-11　㈱ＴＡＳＫ　1Ｆ特別ルーム　　　または函館市本町24-6光なカフェＭａｒｙＥｇｅ　3Ｆ　　　　　　　　　　　　　　　　　（マリエージュ）曜日や時間などに関してご都合がある方は別途ご相談下さい！睡眠に関してのお悩みや疑問に少しでもお力になりたいと思いますのでお気軽にぜひご連絡下さい😃睡眠の事を通して色々お話出来る事を楽しみにしております👍連絡先　080-3234-6096メールアドレス　h.uchida@hakodate-task.com㈱ＴＡＳＫ　担当：内田
19Oct
- 健康になる食べ物と食事方法！
  最近からだの不調・・・な主人をもつ小森谷です。仕事やらで、家族の食事が疎か・…そして、家族のからだに変化がやばい！今日から食事療法だ～～～！！と立ち上がりました。調べると、「最強の食事」緑黄色野菜魚豆類全般（特に納豆）オリーブオイル海藻キノコ類和定食サイコー最強地中海料理が健康にいいらしい！！いかなきゃ、地中海！地中海料理とは・・・野菜、果物、青魚、オリーブオイル、ナッツなどをよく食べる料理地中海料理は、各種研究により科学的に健康効果が認められています。また調理方法では生が良いという意見が多く、熱を加えるにしても揚げる、焼くではなく、蒸す、煮る、茹でるなどで食べるように意識しましょう。この順番を目安に、料理出来るといいらしいです。
05Oct
- 旭川　カンディハウスの家具
  こんにちは。月曜日小森谷です。今回は、お引き渡しが終了しました住宅に旭川の家具を購入されたということで、訪問させていただきました！中に入りますと・・・・・住宅のインテリアにマッチした家具を購入していただいていましたインテリアは家具も含めてのバランスが大切です。そして、家具は、デザインだけではなく、人間工学に基づいてからだに負担をかけない形状が大切です。手作業で削り出してからだにフィットする日本一の家具職人さんが集まる旭川のカンディハウスさんをおすすめします。ホームページをリンクします。ぜひこの機会に、旭川の家具のクオリティを感じてほしいです。www.condehouse.co.jp
02Oct
- 福岡出張2
  おはようございます！ＴＡＳＫ内田です！先週のブログの続きを書きたいと思います(^-^)前回紹介した福岡グレートモーニングホテルですがアメニティにも凄くこだわりがあってフェイスタオルやバスタオルも最高品質！触り心地は言葉では表せない良さを感じました(≧▽≦)そして驚きは備え付けのシャワーヘッド！！ノーマル・ミスト・マッサージの3段階切替ができて中に入ってるセラミックが塩素を緩和してくれる上に約40％の節水効果！しかも一回ヘッドを取付たらカートリッジ交換が不要＼(^o^)／素晴らしいの一言です・・・！良い意味でのビックリが多かったホテルですがまた泊まりたいと心から思いました。そして色々いい経験を積ませてもらった福岡出張でした(*^^)v
28Sep
- Great　Morning　Hotel 博多
  眠る・・・世界中の人に平等に与えられている行動です。（欲求？？）その人間の欲求のひとつの睡眠をどのように、過ごしますか？今の世の中、スマホ・SNS・メールなど交感神経を高めることが多くなっています。タスクには、睡眠コンサルタントがいますので、相談できますので、非常に安心！！″寝る前の○○にお風呂入るのがベストですよ！”など、アドバイスしてくれます。先日、F-CONの研修で福岡に行った際もちょ～Greatなホテルに宿泊しました。寝起きのカラカラ感なし！パジャマも、スタッフも気持ちよく迎えてくれます！また、泊まりに行きたいです。
25Sep
- 福岡出張1
  皆さんおはようございます！ＴＡＳＫ内田です！色々忙しくブログを久しぶりにアップします(;^ω^)先日出張で九州の福岡に行って参りました。Ｆ－ＣＯＮを作ったＦＵＴＡＥＤＡ株式会社様にも行かせてもらい色々お話聞かせていただく事が出来てものすごく有意義な時間を過ごしました!(^^)!そして眠りに良い宿にも選ばれているグレートモーニングホテルに宿泊してきました(^O^)／室内はもちろんＦ－ＣＯＮを完備しており無風・無音+こだわりのアメニティや寝具！眠りのクオリティを極めた最高の環境ですΣ(ﾟДﾟ)この気持ち良さを体感して欲しい！皆さんもぜひ一度行って頂きたい❢間違いなく今までのホテルの概念が覆ります❢
04Sep
- Ｆ－ＣＯＮの快適さ
  こんばんわ！ＴＡＳＫ内田です！最近の天候は本当に変ですよね((+_+))蒸し暑い日が続いたと思ったら、ちょっと涼しくなってまた暑くなって・・・。今日にいたっては大雨☂不快感がどんどん強くなりますよね(>_<)だからせめて家にいるときはこの不快感から解放されていたいと思いますよね！そしてこの不快感から唯一解放してくれるのは風のないエアコン『Ｆ－ＣＯＮ』なんです！このＦ－ＣＯＮ快適さを知れば今までの住環境には戻れない・・・！それぐらいの驚きと喜びがあります！！ぜひ一度この快適さは口では説明出来ませんので弊社1Ｆにある体感ルームに来てくださいm(__)mまたはＦ－ＣＯＮの家のオープンハウスも9/12～9/15まであるのでぜひご予約の上ご来場下さい！
02Sep
- もうちょい！ぷれふぁる
  どうも、どうもどうもＴＡＳＫの大介社長ですちょっと小説は休憩でまたわたしの趣味をご紹介・・・ナノブロックからガンプラへそしてガンプラからＬＥＧＯへ建築屋のサガと言いましょうか手先を動かしている時が落ち着くんですよね～ナノブロックの姫路城ではまりガンプラ・サザビーで感激しシャア専用なるものを集めだし（個人的には、ズゴックのフォルムがアートでした）一旦は満足し　平穏な日々を過ごしていたのですが北広島のアウトレットにてＬＥＧＯ・ポルシェ９１１を衝動買いしてからもう、止まらなくなりましたいよいよ、大御所の登場ですどうぞ！スターウォーズ・プレミアムファルコンと長男坊７０００ピース以上なので　ハコがでかい内部の繊細ですそれっぽくなってきましたよ次男坊（特に意味はありませんが、美味しそうに食べてます）遠目はリアルでしょ近目もこまか～い１７梱包あったものがあと１梱包のみになり淋しさが胸をついています昨晩は手をつけませんでした終わってしまうのが切ないですね次はどうましょうか？パイレーツかハリーポッターか迷いますなあってか、わたしだけ　こういうものばかりアップしていいんでしょうか
31Aug
- F-CONの家　宿泊体験スタート！！
  ママとキッズたちによる　風のないエアコンF-CONの家　宿泊体験です。今日は、数日前の猛暑と違って肌寒い日ですが、子どもたちの熱気きた～～～走り回る子供たちと、ママの体温の温度差による室温設定のけんかもなしF-conの効果で両者とも快適に過ごせるんです！！！まずは、お風呂もバスタオルも準備OK明日の朝が楽しみですね～～～宿泊体験・見学ご希望の方は、お電話　0138-85-6950　　　または、ホームぺージから！TASKオフィシャルホームページhakodate-task.comTASKフェイスブックアカウントHakodate-TASK.coTASKインスタアカウントhakodatetask.coカフェMaryEge インスタアカウントhikarinacafe.maryege
29Aug
- 睡眠
  おはようございます！函館ＴＡＳＫの内田です(^^♪いきなりですが、皆さん毎日睡眠をしっかりとれてますか？？なんか最近蒸し暑い日が続いて寝不足・・・とか理由はハッキリしていないけどあんまり寝れていない・・とか次の日スッキリはしていないけど、寝れてはいるから・・などなかなか忙しい日々を送っていると意識して自分の睡眠を見直す事は難しいですよね。ですが・・・睡眠は非常に大切な事です。しっかり眠って体も脳もきちんと休ませ自分の健康と活力に繋げましょう!(^^)!弊社の睡眠コンサルタントがいつでも完全個別で無料相談受付ますのでお気軽に相談くださいね(*^^*)☎0138-83-8407　📱080-3234-6096
26Aug
- 日記０３
  美咲の日記　その３３月１日（木）　天気・快晴　今日は朝から爆笑だった。　昨日の夜からの下がったテンションを真由の突撃インタビューがやってくれた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・「みーさーきー」といつものように、廊下の端から全速力で駆けてきた真由。廊下の窓から差し込む朝陽に照らされ真由の赤茶色の髪がきらめていたのが、印象的だった。　真由はあたしの元にやってくるなり、乱れた呼吸のまま右手に持ったエアマイクをあたしの口元に差し出した。「美咲さん・・・はあはあ、一言よろしいですか？　はあはあ」ってな具合に。本当にインタビューされているようだった。　あたしはそれに乗っかり「いきなり、何なんですか！事務所通してください」と真由に背を向けた。「そこを何とか～」と食い下がる真由。大袈裟なくらい神妙な顔をしていた。「急ぐので、失礼」　歩き出そうとしたあたしを右手で制し、呼吸を整えてから、こう言った。「国民の疑問に応えてください」と。正直この時あたしは内心、大爆笑していた。堪えるのがやっとだった。どうしてこんな言葉が平気で、しかも真顔で言えるのか、そう思っただけで限界だった。　真由は真顔のまま続けた。「どうだったんですか？ダイヤの指輪じゃなかったんですか」　大爆笑寸前だったあたしのテンションは、真由のその一言で一気に昨夜の心境に引き戻されてしまっていた。思い出してしまった。なるべく自分の中から遠ざけようとしていた昨夜の出来事を・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・　照明が落とされた食卓であたしは、いつもの席に座っていた。向かい側にはお父さんとお母さんが薄く笑みを浮かべゆらゆらと灯るローソクの炎を見つめている。あたしは数えていないが、ケーキに立っているローソクの数は多分１６本に違いない。ローソクの炎だけでも天井が明るかったのを覚えている。「さあ、いいぞ！」とお父さんはローソクからあたしに視線を移し、あたしに催促した。あたしはそれに無言で頷き、大きく息を吸い込み、そして躊躇うことなく一気にローソクへ息を吹きかけた。１６本の炎たちはそれに抵抗もできずに、お父さんとお母さんの方へ傾きながら、次々と消えてゆく。　その後、我が家は一瞬だけ暗闇に包まれた。あたしは暗くて見えないお母さんの方を向きながら（早く電気をつけて）と願うのだった。あたしは毎年、この一瞬だけ訪れる暗闇が嫌いでたまらなかったから。時間にすればほんの数秒、ほんの２、３秒後に居間の照明が点けられた。一気に明るくなった視界は、あたしの瞼で遮られ、その後にあたしの耳にまばらな拍手が聞こえてくるのだった。それは毎年同じタイミングでもあった。「おめでとう、美咲」「美咲ちゃん、１６歳ね」　両親は嬉しそうに拍手を続けている。眩しさに慣れてきたあたしはゆっくりと瞼を持ち上げ、うっすらと、ぼんやりとそれらを確認したのであった。「ほら、そろそろ目を開けなさい」と、息荒げにいうお父さん。あたしはそれを聞いて（きたっ）って思った。（やっぱりきたっ）って。　あたしは瞼を重たそうに、ゆっくりと持ち上げた。そんなに重いのかっていうほど。　明るくなった食卓。向かい側で妖しい笑みを続けるお父さんを見て、思わず視線を落としたあたし。すると視線を落とした先には、いつ置いたのかわからない薄っぺらい箱があった。「開けてもいいんだぞ」とお父さんは性急した。「なんだろね。楽しみだね」とその隣で白々しくいうお母さん。　あたしは恐る恐るピンク色のリボンをつまんだ。開ける前に、このリボンをほどく動作に躊躇いを感じるほどだった　昨年は、真由も覚えていたブルガリの時計だった。その前は確か・・・ネックレス。多分有名なブランドの。その前は、中一のあたしにヴィトンのバッグをくれたんだ。思い出すだけでも虫唾が走るというか、はっきりいって毎年だんだんと気味が悪くなってきていたのが事実だった。　常識では考えられない品々。あたしの家庭は、ごく一般的なサラリーマンのはずのお父さんと専業主婦のお母さん。そして、その普通な二人から生まれたあたし。それなのに毎年決まって贈られる身分不相応な高価なプレゼント。　真由は言っていた。「気のせい」だと。「考えすぎ」だと。厚めの唇をとがらせながら羨ましそうにいった。「美咲は贅沢だよ。私なんていつも予算５千円以内の服とかばっかりなんだよ。最近じゃ不満を言っても無駄だってわかったから、諦めモードにはいったよ。その高価なプレゼントは、ご両親の美咲に対する気持ちの表れなんだから、素直に受け取らないとかわいそうだと思うよ」って半ば説教っぽく言われたことがあった。こんなことを言ってくれるのは真由しかいないから、本当にありがたいよね。やっぱり真由はあたしのかけがえのない親友だと、再認識したよ。　そんなことをそれこそ走馬灯ように思っていると、しびれを切らしたのかお父さんが口を開いたの。「は、早く開けなさいっ」って。「美咲、何をやっているの。早くお母さんにも見せてちょうだい」お母さんにも追い打ちをかけられる始末。　あたしは、うんって答え、つまんだリボンを一気に引いた。きれいに蝶結びされていたリボンは、しゅるしゅるといった感じで解けた。あたしはいたたまれなさを感じながらも、包装紙をやぶかないように丁寧に剥がし、中の殺風景な白い箱を取りテーブルの上にそっと置いた。　あたしは唾をごくりと飲み込んでいた。ぐずぐずしていると、またお父さんに催促されるのがオチだから、あたしは一連の流れのまま、箱の蓋を開けたのだった。　あたしは自然と目をつむっていた。多分、深層心理がそうさせたに違いない。「どうした、まだあるぞ」お父さんの声は弾んでいた。　その声を聞いて目を開けると、まだ１枚の白い紙が大切そうに何かを包んでいた。胸のドキドキは依然と続いている。飲み込む唾ももうないあたしの喉は、すでにカラカラに渇いている。もう躊躇っても仕方がない、と思ったあたしは重なり合う白い紙２枚を一気にめくろうとした瞬間、「なんだと思う？」お父さんだった。　あたしは「えっ！」と虚を突かれ、お父さんを上目づかいで見た。　珍しかった。お父さんがそういうことを口にするのは。毎年のプレゼントは決まってお父さんから手渡される。でも今までに一度もそんなこと言われたためしがなかった。しかも、その声でお父さんのウキウキが伝わってくるのは、あたしの気のせいではない。　あたしは直感した。（今年は・・・ヤバい）と。「さあ？」と首を傾げたあたし。だってそうするしかないから。今ここで変なことを言うと、来年以降のプレゼントの参考になりかねないから。あたしがそれを欲しがっていると思われてしまうから。余計なことは口にできない。　次のお父さんの言葉が出る前に、あたしは白い包み紙をめくった。するとそこには、あたしの想像をはるかに凌ぐ驚くべきものが入っていたのだった。それを見たあたしの瞳孔は、間違いなく開き切っていたであろう。「どうだ？」とお父さんは、あたしのつむじに向かっていった。　お母さんもプレゼントの内容を知っているはずなのに、極めてわざとらしくイスから腰を浮かせて、あたしの手元をのぞき込んできた。「美咲も、もう大人だからな。これくらいはいいんじゃないかって思ってね」と言いながら、お父さんはテーブルの上で手を組み「学校の方へはお父さんが言っておくから任せないさい」と流暢に続けた。　お母さんも「若いうちにいろんなことを経験しないとね。美咲はしっかりしてるから大丈夫よね」と、何故そうきこえるかわからないが胡散臭い。　それを言われたあたしは、頭の中で何かが切れるような感覚を受けた。「バカじゃないの。何考えてるのよ。そんなの許されるわけないじゃない」とあたしは声を張り上げて言った。「み、美咲、何てことを・・・」絶句するお父さん。　その隣ではお母さんが両手を口に当て、悲壮な表情を作っていた。あたしは今の今まで両親に対して反抗的な態度を見せたことがなかったから、多分ショックはかなりのものだっただろう。　しばらくの沈黙の後、あたしは二人に「ごめん」という台詞を残して席を立ったのだった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・楓の日記　その三三月一日木曜日　天候　晴れ　今日は私の誕生日。　いつになく今日だけは、朝からこの日記をつけています。　昨日も書いたように、昨日は四年に一度の閏の日でした。だからかわからないけど、誕生日が一日遅れてやってきたように感じられました。気のせいだろうけどね。　そして、今日はもうひとつの記念日でもあるの。そう、今書いている日記の四周年でもあるのよ。まあ、毎日はさすがに厳しかったけど、書ける日はなるべく書くようにしてきたつもり。それが功を奏したのか四年も続けてこれて光栄に思っています。はじめは面白いことを、と結構考えて書いてたけど、そんなに面白いことばかり起こる毎日じゃないもんね。始めて一週間で挫折したのを思い出します。　で、また再開したきっかけが麻巳子だった。あの元気で明るくて私の大好きな麻巳子との想い出を書いていこうと思ったわけです。そう考えるようになって、かえってすっきりしたのかな。それまでは飾り付けていた言葉も無理なく表現できるようになり、日記を書くことが楽しくて仕方がなくなってきたのよ。もちろん日記をつけていることは麻巳子は知りません。彼女にいうと、きっと「見せて」とせがまれるに違いないから。私だけの秘密です。　話を戻しますね。　清々しい朝です。窓の外が真っ白で、朝陽が燦々と部屋の中を明るくしてくれています。誕生日がこんな始まり方で良かったなあって思ってます。　学校に行って、早く麻巳子の顔が見たくなってきたな。毎日会っているのに何でだろうね。麻巳子と話しているといつも時間を忘れてしまう。いつも時間が足りないと感じてしまう。そのくらい、あっという間に時間が過ぎていくの。また翌日に話せばいい話題も、なんか中途半端な感じになってしまう。　まるで私たちが本当に姉妹だと錯覚をすることがあります。私はひとりっ子だから、麻巳子の妹の麻奈美ちゃんが羨ましくてたまりません。私たちが姉妹だったら、やっぱりお姉ちゃんは麻巳子だよね。麻巳子はしっかりものだし、面倒見もいいからね。　麻巳子、今日も一日よろしくお願いします。　それでは朝の部を終了します。せっかく朝早く起きたので、私はこれからシャワーでも浴びてこようと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・夜の部　麻巳子はやっぱり優しかった。　今日麻巳子は掃除当番だった。彼女は帰り際私に「いつものところで待っててね」といった。今日も私は一人で坂道を下っていった。一昨日にも似た淋しさが胸に込み上げてきたが、それでも私は麻巳子の言葉を信じて歩き続けた。　自宅の玄関戸を開け、かばんを中に放り投げた。「楓、帰ったのかい？」というママの声が聞こえたが、私はそれに応えずに戸をぴしゃりと閉め、麻巳子との待ち合わせ場所に向かって駆け出した。　最近は暖かい日が続いていたが、前にも書いたが吐く息は依然と白い。でも、ここに住む私たちにとっては、比較的暖かいと感じる気温であった。　雪が積もっている海沿いを道なりに歩いた。漁師町のここは、どこからでも漁船が見えて、活気の良さを感じさせる。それからもう少し歩くと、海に突き出した防波堤が見えてくる。そこも麻巳子と私がよく行くスポットでもある。ウミネコが空を舞い、目の前で白波が大きく弾ける。今時期の潮風は時おり頬を突き刺すように吹き付けるが、真夏のあの場所の潮風は気持ちがよくてたまらない。その風に乗って、どこか遠くへでも飛んでいきたくなってしまうほど。　左に見ていた防波堤の向かい側に、私は首をまわした。麻巳子との待ち合わせ場所の入口が、そこにあるのだ。めったに通らない自動車を右・左・右、と目だけで確認。小走りで道路を横断すると、そこからは木の枝でアーチ状に囲まれた中の緩やかな小道を登ってゆくことになる。　木々のトンネル。頭上を見るとまさしくそんな感じだ。左右から思い思いにせり出した枝。それらが複雑に絡み合うように幾重にも重なり合っている。坂は緩やかだが、途中から高さのない階段に変わる。木々のトンネルの中なので、もちろん雪は積もってないし、気持ち暖かくも感じる。距離にしたらどれくらいなのか私には見当もつかないけど、その異空間の中を歩いている最中は時間を忘れているのであった。　階段も残すところ十段くらいにせまると、私の視界が少しずつ明るくなってくる。一段一段と階段を昇るごとに見えてくる古びた神社が、麻巳子との待ち合わせ場所だった。木々のトンネルの出口に差し掛かり私が顔を上げると、そこには境内一面の雪景色が広がっていた。町場と違って人が歩くことが少ない境内は、美しいほどまっ平に雪が積もっていて、見惚れてしまうくらいに真っ白に輝いていた。　私はその誰も踏み入れていないまっさらな雪の上を、そお～と歩を進めた。後ろを振り返って見ると、私の小幅な足跡だけが、ぽつぽつと窪んでいた。　神社までたどり着いた私は、階段の３段目に腰を降ろした。私たちはよくこの神社を待ち合わせ場所に選んでいたが、それを言いだしたのは他でもない私だった。何故なら、ここから見える風景が大好きでたまらなかったからだ。　私は顔を上げた。手前に見えているさっき昇ってきた木々のトンネル。その向こう側にキラキラと煌めく大きな海。それだけでも私の胸は高鳴りを覚えるのに、私はいつも、そのもっと先を眺めていたのだった。水平線に浮かぶあの島を。「あの島はなんていうのかなあ？」　いつも同じひとり言をつぶやいていた。誰かに訊けば済むことなのだろうけど、訊ねることができないでいた私。それが何故だかわからないまま今に至っていた。　そんな時、私の右側で雪を踏む足音が聞こえた。私はゆっくりと首をまわし、音のする方に目を向けてみると、一人の男性が滑るように歩いていた。白と紫色の着物を羽織ったその男性は、ゆっくりと私の方に近づいてくる。多分ここの神社の宮司さんなのではないかと直感していた。　麻巳子と私は結構この場所を待ち合わせ場所に使っていたのだが、人に会ったことも見たことも一度もなかったので、私は慌てて階段から飛び降り「こんにちは」と声を張った。するとその宮司さんは私の声に応えるようにゆる～い感じで首を私の方に向け、ゆっくりと会釈をして見せた。　私は座っていた階段を指さして「ここ、大丈夫ですか」と訊ねた。宮司さんは「いいですよ」とばかりに、再び会釈で応えたのだった。「私、ここからの景色が大好きなんです」と視線を海に戻して言うと、宮司さんは私の隣までやってきて「私もですよ」と声を発した。　共感を得た私は、宮司さんの横顔を見つめていた。年輩にも見える、でも若くも見えるその横顔は、厳粛ささえ感じさせた。「特にあの島が好きで・・・」と恥ずかしさを隠しながら言った私に、「島・・・島と言えば島ですかね」と薄い唇をわずかに動かして言った。「島じゃないんですか？」「ええ」と私の問いかけに頷き「希望の島です」と付け足し、遠いまなざしを作った。「きぼうのしま・・・ですか。・・・それはどうしてなんですか」　私が小首を傾げて訊ねると、宮司さんは、どうぞ、といった感じで階段に手を差し向けた。そして、私が腰を降ろしてからその隣に同様に腰を降ろし、静かに息を吸い込んでから思い出すように話し始めたのだった。「私たちが暮らす町、ここ青森県大間町は漁業と共に栄えてきました。ここで獲れる大きなマグロが全国的にも有名なのはお嬢さんもご存知でしょう。それだけ私たち大間町民は、あの海と共に生きてきたということなのです」と、宮司さんは目を細めて言った。そして「お嬢さんのおばあちゃんのお母さんあたりの頃でしょうか。その当時ここに暮らしていた人たちは、ある悩みを抱えていました。それは病院でした。ここから青森市内までは幾多の山や峠を越える必要がありました。軽い病気なら町の診療所でも用は足りるのですが、重い病にかかった者は青森市内まで行かなくてはならず、だいたいの者が青森までたどり着く前にその尊い命を落としたと聞いております。そんなある日のことでした。ここ大間に住むある漁師の奥さんが病にかかりました。若くて美しい人だったと聞いてます。もちろんはじめは診療所で診てもらっていたのですが、そこで手に負えないほどの病気だったそうですぐに医者は匙を投げてしまったとのこと。でもその漁師は医者のそんな言葉では納得いかず、何度も何度も、夜な夜なお願いに上がったということでした」　宮司さんは目尻を押さえる仕草をした後、また小さく唇を動かした。「親戚や友人たちからも、青森まで連れていけ、と強く言われた漁師でしたが、彼は頑なに首を縦に振りませんでした。何故ならその昔、彼の母親も病に倒れ、そして青森を目指し、志半ばにして力尽きたからでした。漁師は悩みました。幾日も同じことを何度も何度も反芻しながら、そしてひとつの決断をしたのです。それはある日の朝、突然行われました。まだ夜も明けぬ早朝、一艘の漁船が港を出ました。そうです。あの漁師でした。彼は奥さんを船に乗せ、港を出たのです。それがあの・・・」　私は視線を海の向こう側に飛ばした。　宮司さんは、コクっと頷いた。「結果から言うと、奇跡が起きました。助かったのです、奥さんは」「・・・えっ？奥さんは？」と私は目を見開いた。「そう、奥さんは助かったのですが・・・」宮司さんの声のトーンが落ちたように聞こえた。「奥さんを無事にあの島の病院に送り届けた漁師は、漁があるからと言って大間に船を返しました。その途中でした。あの海峡に大きな台風が襲ってきたのは」宮司さんの頬を涙が一筋流れていた。私もそれにつられて鼻をすすった。「その直後でした。ここに神社が建てられたのは。お嬢さんがお好きなように、ここは本当に見晴らしが良いですからね」と私の方に振り向き、ニコっと笑顔を見せて言った。「海が荒れないように・・・ですか」「いえ、海が私たちを見守ってくれるようにですよ。さっきも言いましたが、私たち大間町民はあの海と共にあるのです。だから、いくらあの海で犠牲者がでようとも、あの海を恨むことは決してしないでしょう。しかも、その逆に海の神様にいつもお願いをして犠牲になった者たちを供養しています。それが毎年行われる祈願祭なんです」　私は深く頷いていた。祈願祭は知っているし、当然のように毎年行っている。でも、ただの海開きのイベントだとばかり思っていたので、意外な驚きを感じていた。「だからお嬢さん、これからも海を、あの海のことを好きでいてくださいね」言い終わった後の宮司さんの表情は、今までとは一変し、まるで子供のような笑顔を見せていた。　私はもう一度、海を見ていた。なんだか、宮司さんの話を聞いたせいか今まで以上にあの海が、とても広くとても大きく見えて仕方がなかった。　そんな海の歴史にふけっていたその時だった。「お～い、かえで～」と遠くから聞き覚えのある声が聞こえた。私は迷うことなく麻巳子だと思った。「お友達が来られたようですね」「はい、大好きな麻巳子っていいます」　自慢でもしているかのように、私は胸を張って言った。　すたすたすたっと、石でできた階段を昇る足音が近づいてくる。「お～い」と階段の奥から大きく手を振った麻巳子が見えてきた。私は無意識に境内を駆け出していた。「お待たせ、ごめんね。待ったでしょ」といつもの麻巳子が言った。私は、ぜんぜん、という感じで大きく首を振った。「じゃ、行こうか」麻巳子は私の手を握り、走り出したが私は宮司さんのことを思い出し、走りかけた足を一旦止め、神社の方を振り返ったのだった。「どうしたの、楓？」「お礼、言わないと・・・」「誰かいたの？」麻巳子は不思議そうに首を傾げ、しげしげと私の顔を見ていた。　私は麻巳子と目を合わせてから、神社の方へさっと振り向いた後、思わず声を漏らしてしまった。だって、そこには誰もいなかったから。さっきまで私と話をしていた宮司さんの姿も、その宮司さんの足跡さえも消えていた。きれいな雪原には私が往復した足跡だけが残っていた。「う、嘘・・・」　言葉を忘れてしまったかのような沈黙に包まれた。さっきの宮司さんとの出来事がまるで現実でなかったように、まるで幽霊とでも話をしていたような不思議な心境になっていた。話の最中にずっと見つめていたはずの横顔も、今でははっきりと思い出せなくなっている。「楓、行こうよ」麻巳子が私の手を牽いた。　私は、うんと答え、さっきまでの出来事を振り切るように石の階段を駆け降りた。降りてゆくほど、遠ざかっていくほどに幻のように感じてならなかった。でも、会話の内容ははっきりと覚えている。駆け降りる木々のトンネルは、時間が止まったように静かだった。私たちはその中を突っ切るように駆け降りて行った。　私はひとつだけ思い残すことがあった。宮司さんに訊けばよかったと、木々のトンネルを出てすぐに後悔していた。　それは、あの島の名前を訊かなかったことだった。
24Aug
- 家事3重苦
  TASKの小森谷です。月曜日に移動です。全国のお母さん！（わたしも）毎日お疲れ様です！！愛する家族と幸せに暮らす喜びをかみしめています。と裏腹に、愛するが故のサポートする苦労がありますよね家事は、毎日のことです。家事とは、　掃除　洗濯　料理日本古来より、家事はおかあさんが中心にやってきました。それは、こどもたち、おとうさん、ご先祖様のためです。素晴らしい！献身的！母の鏡！です。その風習は、仕事をしなければならなくなったお母さん、　　　　　　　　自らやりたいことを目的を見つけたお母さんにとって、ちょっとキツイ日本人は、勤勉でまじめだから、手を抜けない。家族に尽くす喜びを感じてしまいます。そんなお母さまに、攻略法のひとつです　F-CONの家にすれば・・・・・・・・　Ｂｅｎｅｆｉｔ　１　　本棚、テーブルにホコリがつかない！！！！！　　　　　　　　　　吹き掃除なし　　床の掃除機だけでＯＫ　　　　　　　　　　　Ｂｅｎｅｆｉｔ　２　　室内干しでも、生乾きの臭みなし　　　　　　　　　　1年中室内干しで、ワークママも洗う時間の制限なし　Ｂｅｎｅｆｉｔ　３　　熱い夏でも快適だから、天ぷらも揚げちゃう！　　　　　　　　　　風もないから、アツアツ料理も、冷え冷えのお刺身も乾燥しないで、鮮度ＵＰ　　　　　　　　　　焼肉しても、におい吸収！！ほんとに、お母さんの味方です。ほんとに、泣けてきますF-CONの家　健康相談会　　予約制　受付中自然・健康リフォーム相談会　予約制　受付中０１３８－８５－６９５０　までご予約受付中ホームぺージでも！Facebookでも受付しております　　　　　　　　　　
21Aug
- ウイルス＆熱中症対策を同時にできる
  みなさんこんにちは！TASK内田です！最近、函館も蒸し暑い日が続いてキツイですよね((+_+))その中でウイルス対策もしなきゃいけないなんて・・・変にイライラする事ありませんか？仕事が終わって、家にいる時くらいは対策等から解放されてリラックスして夜も快眠したいと思う人は多いはず！けど家に帰っても中々リラックスや快眠出来ないなぁと感じている方々に弊社ＴＡＳＫはぜひともご案内したい！ウイルス＆熱中症対策を同時にできて最高の快適空間を風のないエアコン『Ｆ－ＣＯＮ』なら作れるんです！このＦ－ＣＯＮを体感したらあまりの快適さに、エアコンは・・・Ｆ－ＣＯＮの詳細や、ご興味があったら弊社ＨＰをご覧ください！または直接お電話を！0138-83-4807弊社Ｆ－ＣＯＮ体感ルームです♪一度体感しに来てくださいね(*^^)
- 鳥獣戯画いただきました
  誕生日に社長から京都のガーゼハンカチとマダム予備軍にうれしいガーゼスカーフをいただきました。肌ざわり大事な年ごろですそして、わたしの大好きな鳥獣戯画模様知ってか知らずか～　知らなかったようですが。ありがたいです。今日も一日がんばります。函館の今日は、寒いです。スカーフまこうマダム予備軍？？なのか？？　　担当；　小森谷
20Aug
- 輻射・放射で24時間冷暖房、天然内装材・珪藻土で365日快適除湿
  【家族を守るのは、あなたです。】この言葉は、2月から始まったコロナ状況からはや6か月・・・・家族と過ごす大切さあまり会えない遠方の両親・親戚両親からの心配の電話など、家族で過ごす時間が増えるたびに、家族の大切さがわかる一方で、猛暑の暑さ・蒸し暑さの中の家生活に疲れてきてます。会社は、F-CON搭載していますので、めちゃめちゃ快適！輻射・放射で24時間冷暖房、天然内装材・珪藻土で365日快適除湿！休みの日も、家から抜け出して、会社にきて勉強してます。すごく集中できるんですよ。https://rkb.jp/news/news/54166/このF-CONが、TVで取り上げられています。弊社の体感モデルルームも随時予約制の見学会開催中です。“ほんとにいいものは、一度体験すると、もとには戻れないもの”完全予約制見学ルーム0138-85-6950TASKオフィシャルホームページhakodate-task.comTASKインスタアカウントhakodate-task.coカフェMaryEgeインスタアカウントhikarinacafe.maryege
19Aug
- 日記０２
  美咲の日記　その２２月２９日（水）　天気・雨　今日は、昨日も書いたが４年に１度の日なのだ。あたしは今日で４歳になった・・・なんちって。　本当は１６歳。　今日は朝からサプライズがあった。　朝、あたしが学校に行くと机の中に小さな箱が入っていた。あたしは何も知らずにカバンから教科書を取り出し机の中に押し込もうとしたんだけど、教科書はあたしの意に反して入っていかなかった。不思議に思いあたしは腰を屈め、机の中を恐る恐る覗いてみた。すると、中に小さな箱が入っているではないか。しかも、あたしが無理矢理教科書を押し込んだもんだから、角がつぶれたものが。　あたしは箱の中身を心配しつつ、慌ててそれを取出し、机の上にそっと置いた。　贈り主はわかっていた。真由だってこと。中身もうすうすわかってしまった。多分、お化粧道具だと。いつだったか真由が「早く大人っぽくならないとね」ってあたしに皮肉まじりに言っていたことがあったから。真由は辛口だけど基本とても優しいコなので、きっとそうに違いない。　話は変わるが・・・　　今晩は誕生日のお祝いをお父さんとお母さんとでしてくれるの。そろそろ１階から声がかかりそうね。　今年も恒例のプレゼントがあると思うと、結構ドキドキなんだよね。「今年は普通でありますように」って具合で手のひらを合わせてしまいそう。だってきっと明日の学校で真由からの質問攻めにあうのは間違いないし、突撃インタビュー風で来るよ。絶対ね。　あっ、やっぱり今お母さんに呼ばれたわ。用意ができたのね。本当にドキドキする。　まあ、プレゼントについては次回にでも報告します。では・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・楓の日記　その二二月二十九日水曜日　天候　雪　今日は昨日とうって変わって重たい雪が降っていた。気温が暖かいからだと、担任の藤村先生がホームルームで言っていた。　そして、明日はいよいよ私の誕生日で、今日は閏っていう四年に一度の日なんだって。また藤村先生が言っていたことを思い出してしまった。先生のうんちくは授業中にしょっちゅう出てくるから意外と覚えている。　それで何が言いたいかっていうと、その閏のことなんだけど。今日、生まれた人ってそんなに多くはないんだよね。その人たちって、今日という日をどういう心境で迎えているんだろう。閏でない年は私と同じ三月一日が誕生日になるって、前に聞いたことがある。　毎年、本来の自分の誕生日が来ないって、なんか不思議だよね。今日誕生日の人たちって淋しく思ってたりするのかな。それとも、何とも感じていなかったりして。毎年のことだから、慣れっこなっている人もいるかもね。　一度でいいから閏生まれの人と話をしてみたいんだけど、あいにく私のまわりにはいないんだあ。ああ、誰かいないかなあ。機会があったら会ってみたいな。　私がこの後布団に入り眠りにつくと、あっという間に今度は私の誕生日がくるんだね。時間て無情だよね。たまにそう思うことがあるよ。「待ったっ」ってできればどれだけ助かったことがあるか。　そう言えば、時間、で思い出したけど。今日も私のママは夜のお仕事に出掛けました。最近のママは疲れが表情に出るようになったの。それこそ時間の流れは早いもので、私の中のママはいつまでも若くて、美人で、明るいママなんだよね。でもそのママも四十歳を過ぎたので、それは仕方がないことなのかもしれないけど、あんまり無理をしないでほしいなと思います。女手ひとつで私を育ててくれているママには、本当に感謝しています。だから余計にママの身体が心配なんだよ。これからもママが少しでも楽できるようにお手伝いしたいと思います。　あっ、それともう一つ。　今日の麻巳子は、昨日の私の不安をかき消してしくれました。今日の麻巳子はいつもの元気で、明るい麻巳子でした。ホントによかったわ。昨日の麻巳子は一体どうしたんでしょうか。具合でも悪かったのかな。まあ、そういう日もあるよね。長く生きてればね。　いろいろなことがあったので、長くなっちゃいましたね。今日はこのヘンにしておきます。　おやすみなさい。
12Aug
- 日記０１
  美咲の日記　その１２月２８日（火）　天気・晴れのち曇り　明日であたしは４歳を迎える。　といっても、本当に４歳になるわけではなく、４年に一度の誕生日がやってくるということ。今年は閏の年なのでそういうことになる。本当は１６歳。　だからあたしは、明日がその記念すべき日なので、今日から日記をつけることに決めた。飽きっぽいあたしがいつまで続くかわからないけど。せいぜい頑張ってみようと思います。　今日はこのくらいにしておこうかな。初日からあまり飛ばし過ぎると後が続きそうもないので、今日はこのヘンで・・・。追伸　やっぱり初日なので、我慢できなくて書き足します・・・　　今日学校に行くと、親友の真由が廊下の端から走ってきた。真由の髪の色は、茶髪というより赤茶色をしているのでずっと遠くにいてもすぐに真由だって見分けがつく。しかも、真由の声は大きくてよく通るので余計わかりやすい。　そんな真由があたしの元にやってきて、息を切らしながらこういった。「明日、楽しみだね」って、あたしはそんなことないって答えた。　真由はゼイゼイいいながら更に続けた。「だって、昨年はブルガリの時計だったもんね」と、まるで自分のことのようにワクワクした瞳をあたしに見せて言っていた。　　あたしは最近、両親からの異常とも思える高価なプレゼントに対して、違和感を覚えていたのは確かだった。だって、高校に上がる前の娘にブルガリの時計を贈る両親ってあり得ないと思うのは変でしょうか。しかも、文字盤のまわりがゴールドだなんてエンコーしてるのかって勘違いされちゃう。　異常なプレゼントは昨年だけではないの。小学校３年の誕生日から、それは始まった。　初めてのプレゼントはミニーマウスのぬいぐるみ。幼いあたしは単純にそう思い込み受け取った。我が家にミニーちゃんがやってきて、それはそれは大喜びをしていたあたし。それこそ両手で高く持ち上げ大いに喜んだわ。　お父さんとお母さんも、その光景を見て嬉しそうに笑っていた。でもその時、お互いの観点が少し食い違っていたんだとあたしは最近になって考えるようになっていた。　満面の笑みで喜ぶあたし、を見るお父さんの視線。その視線はあたしの笑顔ではなく、ミニーちゃんの首元のアレに向けられていたんだ、と。そのアレとは・・・ミニーちゃんの首元で燦然と輝きを放つティファニーのネックレスそのもの。お父さんはまさしくそれを見つめていたんだ。　あたしが喜んだワケがミニーちゃんではなく、ティファニーの方だったと。あたしの憶測だけど、お父さんはそう勘違いしてしまったんだ。　だからお父さんは・・・　追伸の方が長くなっちゃったけど、真由に言われて昔のことを思い出してしまい、どうしても書きたくなりました。未来のあたしごめんね。　今度こそ、おやすみなさい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・楓の日記　その一二月二十八日火曜日　天候　晴　今日は昨日よりも少しだけ暖かい一日だった。　でも、冬には変わりないので、吐く息は当然白い。それでも昨日よりもまだましな方だったから、思い切って今朝はマフラーを巻いて行かなかったわ。私は、マフラーのチクチク感が苦手なので、一刻も早く春にならないかなあって思ってます。　明後日は私の誕生日。明後日で私は十六歳になる。早く大人になりたいと願い私は、誕生日がくることを結構待ち遠しく思っています。　今日は何度も言うけど、暖かい日だったので、学校までの坂道も気分よく登ることができた。寒い日にはしない海のにおいっていうか、潮の香りをかぎながら歩きました。大好きな海のにおいだけでその日、その一日を幸せな気分で過ごすことができるから自分で言うのも変だけど、結構おめでたい性格だと自覚しています。　そんなことを考えながら登校していると、毎日決まって仲良しの麻巳子が「おっはよ」って私の背中に声をかけてくる。私の一日は麻巳子のそれがないと始まらないって感じ。それからの私たちはきゃっきゃといいながら教室に向かいました。　そんな日の放課後。掃除当番の私は麻巳子を引き留めた。「麻巳子、ちょっと待っててね。すぐに終わらせるからね」　でも今日の麻巳子はいつもと様子が変わっていた。「ごめん。私ちょっと・・・早く帰るね」と言い、そそくさと教室を出て行ってしまった。「変な麻巳子」　私はホウキを片手に立ちつくしていた。　朝登った坂道を一人で下った。いつもは朝と同じように麻巳子とおしゃべりしながら歩くのに、今日の私はひとりぼっちだった。　一人っ子の私は、独りということに慣れているはずなのだが、麻巳子のいない今だけは、なんか妙に淋しさが胸をついていた。　そんないつもと少しだけ違った一日だったよ。　なんか湿っぽくなっちゃったけど、本当に今日の麻巳子は少し変だったよ。明日はいつもの麻巳子に戻っていればいいな。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※前回の「紅い月」はテーマが暗かったので取りやめ、新たに「日記」を始めます。　◎あらすじ　美咲と楓。二人はそれぞれに閏年の誕生日を迎えた。　毎年、両親より贈られる高価すぎるプレゼントに違和感を覚える美咲と　大好きな麻巳子の素っ気ない態度に淋しさを抱く楓。　そんな二人の運命は、楓の母・律子の突然の入院から辿られることになる。　二人の間にある悲哀な関係とは何か・・・　それはある日記が鍵を握っていたのだった。
07Aug
- グレートファスティング
  こんにちは！ＴＡＳＫ内田です！先週のブログで書いた人生で初めてのファスティング無事終了致しました(^O^)／結果的には・・・やって良かった❢の一言です！わずか1週間でこんなに身体って変われるんだとびっくりしました。（私は特にお腹周りが超スッキリ！！）皆さんにもぜひ一度体感して頂きたい!(^^)!ファスティング経験者や未経験者でもこの『グレートファスティング』おススメします(*^^)v

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