ポストコロナがどういうことになるのか、楽しみなことが何かと思う一方、見通せないことの危惧が強かったわけだけど、ウクライナは見事に踊り、外交ポジションにしくじり、煽りまくった米国の外交はプーチン大統領に戦争へ道をあけ今日を迎えている。米兵は出さない、セコハン武器の片づけ先にして死ぬのはウクライナ人である。そして対峙する側はものの見事に初動でしくじり、震えあがるほどの手痛い打撃を受け、西側メディアに今にも死ぬかの様に扱われながらも持ちこたえているプーチン大統領とスタッフの内政手腕はなかなか見事である想う。日本は明瞭にNATO側にスタンスをとり、躊躇いがちなフランスとドイツ封じ込めに一役かった程度だが、米国の焦りがみえる対中国への技術供与封鎖にはすばやく乗っている。それにしても日本の先端技術産業を手ひどく壊したのも米国であり実態は散々中国シフトしておきながら何を今さらとも思う。日本も経産省主導などうまくいくなどとは到底思えないけど政府主導などこういうものだろう。

 来年は大統領選挙であり、メディアと米国司法までもが連日只管トランプ氏を大統領選挙から排除しようとやっきだが、どうみてもウクライナと移民制限でしくじったままバイデン大統領が再選とは思えない。

 それにしても防衛研修所の教官をはじめとする軍事専門家がこれほどまでにテレビに出演する時代がくるとは思いもしなかった。出版社も軍事関係など大手はまるで扱わないのが通常だった。一方、いかにロシアやヨーロッパの国際政治の専門家が軍事に不明であり、あてにならないかを見せつける一年であり続けたなと。