四連休の間、朝市、五稜郭と多くの観光客で賑わった。ラキピや有名ラーメン店の外には行列客が並んでおり、久しぶりの光景を目にしたものである。六花亭も多くのレジ待ち客が並び、もはや三密の回避など無理筋では、と思える活況であった。

 これでよかったんだという気持ちと、もう、のど元過ぎればの懸念が入り混じる気分があり、濃淡はオーナー、売り子で結構違うのである。経営者は給付金や雇用助成の終わらぬうちに回復をと、客の来襲に胸をなでおろす。そしてひたすら、売ろうとする。一方お店の売り子は少し腰が引けている。いわゆる固定客ならば、どこか少し安心感があるけれど、東京あたりからの若い観光客だと、少し距離をもって対応するのは雇用が危ない状態だけは避けたいんだと。

 やっと第二波が地方では下火である。ただ札幌では消えていないし、東京での数は消えることなく、定常的に200前後になっているだろう。無症状で感染させることができる限り拡がり続けるのだが、り患者が表向きゼロが出だした地方での行動様式は動き出した。

 顕著に変わったことは、感染したくない人は人混みを避けて予防することを自己選択し、そうでない人、なあに、ゼロの地域だからと、マスクなしの人混みも飲み会も気にしないで実施しており、明らかに二極化していることだ。全員が予防するドミナントな部分が崩れだしたことである。時たまスーパーやドラッグストアで二派が接触してトラブルになる。そういう時に今はある。