第一ゼミナール塾長のブログ

第一ゼミナール塾長のブログ

1982年創立、函館の予備校・学習塾第一ゼミナール代表者のブログです。
小・中・高・高卒生の学力向上、志望校合格のため、日々全力で奮闘しています。
勉強のこと、校舎の出来事、身の回りの出来事、その他気の向くままに書き連ねたいと思います。

コロナ対策の切り札といわれる「ワクチン」の接種が始まりました。
先ずは医療従事者からですが、担当大臣が「意外に対象得人数が多いので...」と、惚けたことを言っています。
ワクチン供給が間に合わないようです。
4月から予定している高齢者向け接種は「ゆっくりやっていく」そうです。
ものは言い様ですね。

若い人たちがワクチン接種を受けられるのは一体いつからなのでしょうか。

商用オンライン授業があちこちで始まり、テレビで盛んに宣伝しています。
「生授業でなければ...」という意見が、昨年来のコロナ禍でオンライン授業が活躍したことで評価が変わり、一定の市民権を得ることができました。
これにAIが加わりしばらくは大競争になるでしょう。

当校は早くからオンライン授業を導入してきましたが、その多くのメリットといくつかのデメリットを知る立場として、今の「オンライン授業」の氾濫と安売りにとても閉口しています。

「家庭でも出来る、いつでもできる、分かるまで繰り返しやれる、楽しくやれる、しかも安い」は確かに魅力です。

でも、「家庭で」いつも集中して勉強できる生徒はそんなにいません。
当校でも、東大受験希望、医学部希望者程度です。

「いつでもできる」は、ともすればそれを理由に受講を後回しにすることにつながります。

「今日はやらないで、明日にしよう」、「後でまとめてやろう」

これではダメです。

受験勉強にはある種の規則、強制力が必要です。

「分かるまで繰り返しやれる」、確かにシステム上は可能ですが、生徒が本気で考えることなしに何度見ても結果は同じです。
まず分からないところを自分で調べ必死に考える、
これが勉強です。

それでも自力で解決できない時には、ヒントや解決策をアドバイスしてもらうことが必要です。

安価なオンラインではそういう指導が出来ません。

「楽しくやれる」、そうであればいいのですが、低学年生が最初に面白いと感じることがあるとしても、学年が進むにつれ、しかも大学受験レベルで「楽しくやれる」など絶体にあり得ません。
「勉強の楽しみ」は、苦労して始めて分かった時、テストなどで勉強の成果を感じたとき以外にはあり得ません。

「安い」はありがたいのですが、残念ながら「安かろう、悪かろう」のレベルです。

レベルもまちまちで、一貫性がありません。
安いからといって安直に飛びついて、ボーッと画面を眺める無駄な時間を過ごすことが果たして得策なのかはなはだ疑問です。

学習診断、学習計画、学習指導、学習相談など学習のすべてに人間が関わり、コーチングを通して生徒と共に目標志望校合格を目指すことがない限り、オンライン授業はただの無用なテレビ番組に過ぎません。

灘中・灘高に多数の合格者を生み受験の神様と言われた「入江塾」の故・入江伸先生は「教育は人間7分、学力3分」が信念でした。
人間力形成をしないオンライン授業は、極めて歪んだ学習形態に堕してしまうのではないでしょうか。