第一ゼミナール塾長のブログ

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1982年創立、函館の予備校・学習塾第一ゼミナール代表者のブログです。
小・中・高・高卒生の学力向上、志望校合格のため、日々全力で奮闘しています。
勉強のこと、校舎での出来事、身の回りの出来事、その他気の向くままに書き連ねたいと思います。


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 京都大学は一般入試とは別に「特色入試」を一昨年から導入しました。「えっ、私、京都大学なんて、とてもとても、だから、そんな話はいいです。」と言う声が聞こえてきそうですが、この「特色入試」は、実は2020年入試改革によって国公立大学が二次試験で採用しそうな内容を含んでいますから、シカトは出来ないと思います。

 

 例えば今年の法学部特色入試は、センター試験の配点が270点、二次試験の配点が100点で、京大には珍しくセンター重視です。二次試験は「小論文」だけなんですが、これが「小」論文などでは全くなく、「論文」そのものなのです。まず、3ページに渡るクソ長い英文を読ませ、次に、8ページの本当に長い和文を読ませます。英文への質問はただひとつ600字で答えさせます。和文への質問もひとつだけで1000字で答えさせます。解答時間は2時間半です。問題文を読みましたが、普通の受験生では先ず無理です。


 農学部がまたすごい。「遺伝子組み換え作物・発酵と発酵食品・化学肥料・農作物の保護」の四つのテーマから一つを選んで「現代社会における有用性や解決すべき課題などについて、化学や生物学の視点も交えて2000字以内で論じなさい。」ギャー、どうしましょう。

 他の学部も似たり寄ったりで、理学部は数学いだけで難問がずらーり。これまたフツーの受験生は一問だって解けないかも。

 

 まあ、京都大学ですから、難易度の高い出題は当然でしょうが、入試改革における国立大学は、難易度はともかくこんな形式、内容になるのではないかと思います。つまり、きわめて専門性が高く、教科を横断する論文タイプが主流になるような気がします。理系は、英語、数学、物理、化学の融合問題なんかが登場しそうに思います。

 

 ともかく難化は避けられません。最初に入試改革に直面する現高1生は気の毒ですが、少しは緊張感をもって対策すべきです。もちろん、受験屋である我々もですが。