新興富裕層の考え方が載っている記事を雑誌でみました。
新興富裕層とは、自分で何かを始め、けっこうな金額を稼ぐ若者のことなのですが、考え方が興味深いと思いました。
考え方としては、どこか『絶望の国の幸福な若者たち』と似ているような気もします。
この新興富裕層たちは、今のやり方で稼ぐことが、そう長く続くとは考えていません。
会社を立ち上げても、上場も目指していなければ、社員が大勢いるような大会社にしてやろうとは思っていないようです。
長く続くとは思っていないし、昔のように、自分が立ち上げた会社(事業)を、子供に継がせるとは思っていなく、子供が大きくなった時には、またその時代に合った商売があるだろうと考えています。
仕事の「オンとオフの切り替え」という考え方もないようです。
この考え方は、個人的にどうかと思うけど、それだけ気楽にやっているということでしょうか…
映画を観たり、遊んだりしているのも、何か新しい発想が出来るという考え方かなぁ
「収入(利益?)が3千万から1億円になったら何が変わるの?」
といった考え方らしい…
収入を増やしたり、会社を大きくすることによって、苦労や仕事の時間が増えるのだとしたら意味はないのでしょう。
仕事よりも、趣味や恋人、家族といる時間に重きを置いてる…
それか、仕事も遊びも似た感覚なのか…
これは高収入だから、「それ以上稼いでも、生活はそれほど変わらない」とも感じますが、『絶望の国の幸福な若者たち』の考え方と一緒の気がします。
年収200万が350万になったとこで何が変わるのか?
年収300万が500万になったとこで、驚くほどの生活の変化はないのでしょう?
念願の「マイカーが手に入った」とか「ネット環境が整いパソコンが買えた」、「携帯電話が持てた」といえば大きな変化だけど、それ以前の収入でも手にしてるんですよね。
工夫すれば、そこまでの収入がなくても、充分楽しい生活を送れます。
新興富裕層も、この考え方に近いなと思いました。
投資もほぼしないらしいです。
これも自分とは考えが合いませんが、それ以上収入を増やそうとも、会社をでかくしようと思ってないのだから、当然かもしれません。
リスクを徹底的に排除してるのかな…
どこか冷めているとも感じる今どきの若者は、とても冷静に時代を見る目と、生きるすべを身につけていく…
考え方と行動で、人生なんて大きく変わるものなのでしょう。