
僕は重い腰を上げる。
原稿を漸く書き始める。
テキストエディタの真っ白な画面を見ると、前年同月比20%程度までやる気が急落する。
だが、ここで止めるわけにはいかない。
編集部には、「今晩中にお送りします」と伝えている。あまり時間はないのだ。
脳が糖分を欲した時の為に、プリンも購入した。ぬかりはないのである。
欲求不満が牙を向いたら、HDDを漁る。
数十GBに及ぶ僕のコレクションがおもむろに火を吹き、「ふぅ……」という賢者タイムの後、悟 りの境地へと僕を進めてくれることだろう。
最大の敵は、何故だか無性に『げんしけん』を読み直したいという衝動に駆られていることだ。
いっそのこと焚書してしまうのが手っ取り早いが、それは最終手段である。
そもそも、僕のマンションは火気厳禁である。
さて。
御託を並べても始まらない。
書こう。
よっしゃっ。