冬の宿題 | 忘れちゃうひととき

忘れちゃうひととき

青臭い駄目人間の、イカ臭い日常を、小便臭い文章で、つらつらつらと書き綴っていく予定です。それ以上でもそれ以下でもそれだけでもありません。


人生において、漏れなくいい結果をもたらすであろうものに対して、何度も挑戦したけれども、なかなか会得できないということは数多存在する。
僕にとってそれは、健康にいいとされている食べ物であったり、名作の誉れ高くも難解で敷居の高い芸術であったり、「付き合ってみれば好きになるかも」という妥協から始まる恋愛であったりする。
幾度となく挑戦しては挫折したものもあれば、現在も挑戦を継続中のものや、挫折の苦悩から既に諦めたもの、そして未だその門をくぐるのを躊躇っているものと、それぞれに様々な理由や原因があって、もちろん全て会得出来てはいないのである。

画像を見てもらえば分かるだろう。
今回、僕が己の内に燻ぶるチャレンジング・スピリットを燃えたぎらせて挑むべくは、スリッパである。

僕は裸足族である。
家の中では、いつも裸足。
365日、24時間、年中無休で裸足である。
コンビニが営業している間、僕は常に家で裸足である。
靴下を履いたりスリッパを履いたりした時の、あのやや蒸れる感じがたまらなく嫌なのだ。
そんなわけで、これまで幾度となくスリッパに挑戦しては「やっぱり馴染めない」と、挫折を繰り返してきた。

ただ、冬は寒い。
当たり前のことであるが、冬の寒さは厳しく、険しく、文字通り冷酷なまでに僕らを攻め立てる。
時折、思い出したかのように足の指先の冷たさに気がついては「これは僕が冷え症なのではない。ただ、裸足の生活には不向きなフローリングの床のせいである」と言い聞かし、無駄な抵抗と分かっていながらも足を不器用に擦り合わせて摩擦熱から暖をとろうと試みたりもしたのである。

そして、いよいよ冬将軍も到来し、寒さが身に沁みてきた本日11月22日、母親が「安かったから」という真に簡潔で分かりやすい理由から、ユニクロでスリッパを買ってきた。
さすが、元スタイリスト。僕の趣味もきちんと分かっている。
僕は赤が好きなのである。おまけに、タータンチェックも好きなのである。

僕は挑戦を恐れない。
僕の中のチャレンジング・スピリットは、今ギラギラと燃えたぎっている。

今年の冬はスリッパを履く。
これが、僕の今冬最大の戦いである。


♪今の気分的一曲
冬がはじまるよ / 槇原敬之