六本木ラプソディー | 忘れちゃうひととき

忘れちゃうひととき

青臭い駄目人間の、イカ臭い日常を、小便臭い文章で、つらつらつらと書き綴っていく予定です。それ以上でもそれ以下でもそれだけでもありません。


六本木に居る。
六本木一丁目にあるスタジオでお仕事があり、その帰りである。

僕は腹が減った。
正午に起きてからひたすらに原稿を書いていたので、アフタヌーンにティーを嗜んで膝に乗ったシャム猫を撫でながら「よござんす」などと言う余裕など皆無であった。
口にした物といえば、冷凍庫に転がっていた「焼おにぎりバーガー 焼き肉」という、やたらとB級食品さが鼻に付くシロモノだけである。
だから、僕は腹が減っている。

「丼モノが、詰まるところ攻守最強だよね」と常々申し立てるほど、食に対するこだわりが欠如している僕であるが、こんな時に食べたい物といえば、言わずもがな、ラーメンである。
いやはや、「食べたい物は?」という問いに対しては「ラーメン!」としか答えたことがない気がする。
それほどまでに、僕はラーメンが好きだ。
大好きだ。愛してる。超愛してる。結婚しよう。式場はどこにする?

親に「本日の晩御飯は不要である」旨を伝えようと電話をした。
出ない。
弟に言伝てもらおうと電話をした。
出ない。
諦めてメールを送り、過去に六本木に住んでいた友達に「六本木の旨いラーメン屋を教えるのだ」という電話をした。
出ない。

僕は、吉野家に行った。
牛丼大盛りつゆだく玉子付きは、どこで食べても裏切らない味だった。
吉野家は裏切らない。

めったに訪れないが故に居心地が著しく悪い六本木を離れ、僕は今から新宿へと赴く。
一人でマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』を観る。

何か文句あっか。


♪今の気分的一曲
狼になりたい / 中島みゆき