序盤に先制するも、山﨑が逆転を許す展開

18日、横浜で行われたDeNAとの17回戦で、巨人は3対4で惜しくも敗れた。

先発を託された山﨑は6回を投げて3失点。序盤に逆転を許す苦しい展開となったものの、6回までマウンドを守り、チームが最後まで勝利を争える状況を作った。

巨人は1回表、幸先よく先制する。内野安打で出塁した浦田を二塁に置き、佐々木がバントヒット。さらに敵失も絡んで1点を奪った。試合の立ち上がりで先にスコアを動かしたのは大きなポイントだった。

しかし、その直後の1回裏に山﨑がDeNAの宮﨑に適時二塁打を許し、2点を失って逆転される。さらに2回裏には度会の適時打で1点を追加され、1対3とリードを広げられた。

先制しただけに、序盤で逆転を許したのは悔しい展開だった。それでも巨人は、ここからじわじわと追い上げていく。


浦田の犠牲フライ、佐々木の適時二塁打で反撃


反撃のきっかけを作ったのは5回表だった。

石塚の安打などで一死満塁のチャンスを作ると、浦田が犠牲フライを放つ。これで1点を返し、2対3。1点差まで詰め寄ったことで、試合の緊張感も一気に高まった。

序盤に3点を奪われながらも、巨人打線が簡単には引き下がらなかったことは大きい。1点差まで追い上げたことで、終盤に向けて十分に勝負できる展開へ持ち込んだ。

山﨑が6回まで投げ終えると、7回裏からは赤星がマウンドへ。二死三塁とされる場面もあったが、ここを無失点で切り抜けた。追加点を許さなかったことで、巨人は1点差のまま試合を終盤へ運ぶことができた。

そして8回表、巨人に大きなチャンスが訪れる。

代打の笹原が安打で出塁すると、浦田が送りバントを決めて二塁へ進める。一死二塁となった場面で、打席に入った佐々木が適時二塁打。これで3対3の同点に追いついた。

佐々木の一打は、試合を振り出しに戻す大きな一打となった。序盤のビハインドを追いかけ続けてきた巨人にとって、まさに終盤の反撃を完成させる一打だった。


同点後は投手陣も粘るも、最後にサヨナラ打


8回裏には中川が登板。走者を出す場面はあったものの、後続を断って無失点で切り抜けた。

3対3の同点となった後に追加点を許さなかったことは大きい。打線が追いついた直後に投手陣が踏ん張り、勝負を9回へ持ち込んだ。

9回表、巨人は勝ち越しを狙う。しかし、DeNAのレイノルズを攻めあぐね、三者凡退に終わった。

ここで勝ち越し点を奪えていればという悔しさは残る。それでも同点のまま9回裏を迎えたことで、勝負は最後の1イニングに委ねられた。

9回裏は4番手の田中瑛が登板。二死満塁までこぎ着けたものの、最後は宮下に適時打を許し、1点を奪われた。

3対3から最後の最後で勝ち越しを許し、試合終了。巨人にとっては、あと一歩のところまで追い上げただけに悔しい敗戦となった。


山﨑の粘投と佐々木の一打を次につなげたい


この試合で印象に残るのは、先発・山﨑の投球と佐々木の勝負強い一打だ。

山﨑は序盤に3点を失ったものの、その後は6回までマウンドを守った。チームが追い上げる時間を作ったという意味でも、6回3失点の投球は最後まで試合を壊さなかった粘投だった。

打線では佐々木が1回の先制につながるバントヒットを見せ、8回には同点となる適時二塁打。序盤から終盤まで攻撃で存在感を示した。

また、浦田も先制の場面で走者として絡み、5回には犠牲フライ、8回には送りバントと、得点につながるプレーを重ねた。派手な一打だけではなく、チャンスを広げたり走者を進めたりするプレーが得点に結びついた試合でもあった。

最終的にはサヨナラ負けとなったが、1対3から2対3、そして3対3まで追いついた粘りは評価したい。序盤の劣勢を跳ね返し、最後まで勝負を分からないものにした。

勝ち越しのチャンスをものにできなかった悔しさは残るものの、終盤に見せた打線の反撃と投手陣の粘りは次につながる部分。今回の悔しさを糧に、次戦では最後まで攻め切って勝利をつかみたいところだ。