今日は稲垣潤一の「ロング・バージョン」を聴きながらのブログとしますネ!🧐




「実は高校2年の娘の事なんですけど……」と一本の電話が。

話しを聞くと、何やら頭のあちらこちらに大小混じっている円形脱毛があるとの事。

私はいずれにしても

難しい微妙なお年頃の為、本人の気持ちが落ち着いてる時に一度来てみてはいかがですか??

と、来店を促したのです。


お母さんに連れられ来た娘さんは下を向き、椅子に座るも鏡を見る事は出来ない様。

被って来たウィッグも既にかなり疲れが見え出しており、

お母さんの話しだと修学旅行前に新しいウィッグの方が……と、話しており。。。。




はっかどうでは

日々、本当に様々なウィッグに関する問い合わせや来店があります。

何だかんだ相談や購入や試着などを含めると来店延べ客数は◯千人になるのは間違いありません。


いつも話している様に圧倒的には抗がん剤からのお客さんなのですが

もちろん!そればかりではなく、こちらの学生さんの様な事もあるし、

生まれてこの方一度も毛が生えた事のない無毛症の方やら薄毛が進行して云々……の方々と本当に多種多様なパターンのお客さんがいらっしゃるのです。


その女の子は結局、最後の最後まで私と目を合わせるどころか

鏡で自らの顔すら見る事はありませんでした。

正直、どんな事情があるのかは私にはわかりません。

わかりませんが真正面から自分自身に向き合えない事は伝わって来たのです。




誰もが通る多感な時期……

まして昭和の時代とは明らかに異なりややこしい時代。

見えない誰かをいとも簡単に攻撃し、なのに攻撃してる自分自身もその感覚が麻痺をし……何も感じない中、やられた本人は心に傷を負う。

そして挙句の果てには、髪にトラブル症状が発症し 画期的な治療法もないままの対処療法で騙し騙し……。


女の子にとって髪は命と言うが、私はある意味命以上の意味合いがある様にすら思えるのです。

「これで修学旅行に何とか行けそうです。」と安堵の表情を見せるお母さんをよそに、うつむき体勢を変えない娘さん。




私、こう思うんです。

今は……確かに今は鏡も真正面から見る事は怖いし、抵抗があるのかも知れません。

しかし、いつの日か必ず自分と向き合う時が訪れます。

その時にこのウィッグがその足掛かりになり一歩前へ出るアイテムになれればいいな〜!と思うのです。


今はまだ目を合わせられなくても……


今はまだ自分に自信が持てなくても……


今はまだ髪が整っていなくても……


必ずそこから抜け出す時が訪れます。

その時までこのウィッグはあなたの側であなたのの温かみを感じながら大切な大切な味方になってくれると思うのです。☺️


焦らず一歩づつ前進して下さいネ



「ウィッグ」と「縮毛矯正」と「トリートメント」に特化した美容室 はっかどうの あなたのお役にたてる情報発信ブログでした。