今日はアンドレ・ギャニオンの「明日」を聴きながらのブログとしますネ!🧐



はっかどうには毎日の様にウィッグを見に来店されるお客さんたちがおります。

もちろん!

来店されたからと言って、皆んながみんなウィッグを購入する方ばかりではありません。

しかし、

大半の方々は冷やかしで来ている訳でも、おチャラけで来ている訳でもなく

何かしらの髪に悩みがあり、それなりに真剣にその悩みを解消すべく訪れているのです。



以前ある、一人のお客さんが来ました。

話しを聞くと、既に抗がん剤治療を始めており、その時点ではまだ脱毛はしていなかったものの

あと数日もすればパラパラと抜け出すと病院からも告げられたのです。

そして、その時に備えウィッグを用意しておこうと思い、はっかどうに足を運んで頂いたそうなのです。


通常、一般的な流れで言いますと

予約されウィッグを見に、試着しに来店されます。

80%のお客さんは気に入ったウィッグがあり、予算と折り合いがあえばその場ですぐに購入され持参されます。

しかし

中にはその場では中々決断出来ず、一度退店し周りの人達と様々な相談をし、又来店されます。

もちろん!予算と合わない場合もあり

その時は再来店すると言う事にはなりません。

まぁ当たり前って言ったら当たり前な話しなので、そこに私の感情は全くありません。

いつも話してますが

全ての決定権はお客さんが持っているので私達には手も足も出ないのです。

そこはお客さんにジャッジしてもらう以外何も出来ないのです。



なのでほぼほぼ一回、もしくは二回の来店で購入される方が圧倒数なのです。


そんな中、あるお客さんの場合!!

一度目は一人で来店され

「ちょっと考えます」と帰り


二度目はパートナーと来店され

「ちょっと考えます」と又帰り


三度目は身内の方と来店され

「ちょっと考えます」と又々帰り


と、なったのです。

 

私は考えました。

このお客さんは「どうして欲しいんだろう?」と。。。


導き出した結論は!!!

きっとこうです!!!


どうやら自分ではまんざらでもない様子の為、きっと周りの人達の同意を求めているんじゃないか??と。

三回とも試着したそのお客さんの表情はまんざらでもない!!と、言う顔だったのです。

ただ!

被った姿を初めて見たパートナーとか身内はやっぱりどう見たって

元々の髪とは若干でも違う為、勝手な事ばかり言うモノなのです。

私は何度も御本人には

「あくまでも既製品だから元々の自分の髪型とピッタリ同じ!と、言う訳にはならないんです。

もし、限りなく近づけたいのならオーダーメイドでオリジナルのウィッグを作るしか……但し金額的にも既製品の何十倍もしますけど……」と伝えたのです。



本人は理解しているし、私が提案したウィッグが良い!と腹は決まっている様子。

要は、パートナーや身内にも「似合ってるょ!良いんじゃない!」の後押しが欲しいのです。

思惑とは違い、パートナーも身内もあ〜でもない!こ〜でもない!と好き勝手な事ばかりの声に心がグラグラ動いてる為、決め切れない様子なのです。


迷う気持ちはわかります。

でもね………

100人いたら100人全員が「わぁ〜!!良く似合うわ〜!!」とはならないのが残念ながら現実なのです。

で、ある事を踏まえたら



私はこう思います!!

結局、そのウィッグを使うのは自分!

であるなら、そんな周りの声ばかり気にするのではなく、自分が良い!と思うのなら

それが正解なのではないか!と思います。

そりゃあ!誰だって近しい人達にも似合うと言わたら嬉しいとは思うけど

場合が場合で、しかも薄毛とかならまだしも前頭脱毛なら尚の事、元々の髪型とはいくら似させたとしても

多少なりとも違和感があるのはやむを得ない事。

大事なのは、近しい周りの人の声なんかではなく

全く知らない人にウィッグだ!と、バレない事じゃないかと思うのです。


髪型の長い短いじゃなく、いかにその人の雰囲気にマッチしているか?だと私は思うのです。

そして必要以上に周りの声に振り回されるのではなく、使う自分が気に入るのであれば

それが今のベストなのではないか!とも、思うのです。


もう一度言います。

ズバッと言うと、出すモノさえ出せば限りなく自分の髪型に近づける技術は今のウィッグメーカーはあります。

但しそれには相当なる対価も必要となります。

既製品だからと言って、全く的外れなウィッグならともかく、

ある程度、自分でも納得出来るのなら

それを選択するのもアリなのではないか?と、私は考えます。


言葉や聞こえは悪いかも知れませんが

既製品を選ぶと言う事はズバリ!

「どこかである程度の妥協はすべき」

私はそう思います。



先日私服のコートを買いました。

腕の丈や襟周りに若干の不満がありました。

ありましたがデザインやシルエットがキレイだってので

そこは妥協し購入しました。

もし、私が妥協する事が出来なければ…………

買わない!と言う選択をしたまでの事。


妥協ってそー言う事なのです。 

まぁ私の中では妥協した!と言うより不満点より合格点の方が優位だった!だけの事ですが!😉ネ!



「ウィッグ」と「縮毛矯正」と「トリートメント」に特化した美容室 はっかどうの あなたのお役にたてる情報発信ブログでした。