小さな川沿いの散歩道

校舎の裏側

生徒の姿はないが確かに生きている校舎

散らばった管楽器の音

体育館からきゅっきゅっと靴の擦れる音

黄色い掛け声

 

懐かしい音と匂い

涙が溢れるほど懐かしい匂い

 

そこには俺の居場所はない

ただ川沿いを通り過ぎるだけ

 

午後4時の懐かしい匂い