青い空から夏が降る

アスファルトに反射して上昇する

君と手をつなぐには暑すぎる

だからかき氷を食べよう

 

青い空が暮れてゆく

ビルが西日で黄色く染まる

君と手をつなぐにはまだ暑い

だから夜まで待とう

 

黒い空がゆらゆら漂う

昼間の熱気でまだ暑い

君と唇をかさねるには暑すぎる

だから美味いもんでも食べに行こう

 

すっかり飲みすぎてしまった

君を抱きしめるにはまだ・・

 

怒った君の背中が小さくなって

雑踏に溶けてゆく

 

京の夏は蒸し暑い