暑い中、線香香る本堂で

厳かなムードに包まれ

法事が始まる

若い住職が慈悲の心に満ちた

柔和な笑顔で登場してきた

 

さて、我々出席者の足元には人数分の木魚

が置かれている

これを叩くのか?これを叩くのか?

住職のリズムに合わせてセッションするのか?

 

やがて読経も熱を帯び

住職が木魚を叩きだした

施主である叔父が「待ってました」と

言わんばかりに叩き始めた

しかも住職よりもでかい音で

皆もそれに従って叩き始める

 

でも・・・

ひとり音がずれてる人がいる

ひとり音がずれてる人がいる

ひとり音がずれてる人がいるので

木魚が連打になっている

完全なエイトビートである

 

誰?誰?

ずれてるの誰?

俺は周りを見渡す

「うちのオカンか!!」

まったくもう

リズムに乗れないなら無理に参加するなよ

 

という話をしてみましたよ