チビタさん 2 | ミータの愛猫物語(連載)

ミータの愛猫物語(連載)

愛するにゃんこ達との悲喜こもごもを綴ります。

 「ミータ」に書いたように、チビがうちに来た最初の日、リビングに

いるところへ、タヌが外から帰ってきた。チビはびっくりして2階へ一目散!

猫は目の前を動くものを追いかける習性がある。タヌはすぐチビを

追いかけて、2階で追い詰めた。

「コラーッ!タヌー!」

 後を追うと、チビが仰向けになってお腹をタヌに見せていた。

周りの床が水をまいたように濡れていた。

「タヌ!しないよ!チビ、おいで!」

 チビはタヌに対して服従の意を示した。それからタヌはチビを追いかける

ことはなかった。それどころか、チビがタヌを慕うようになり、2匹は

仲良しになった。

 チビは他の猫とはつかず離れずの関係だったが、タヌにだけは

気を許しているようだった。よくタヌがチビを舐めてやっていた。

 チビは顔が小さいため、鼻も口も小さく、餌を食べる時よくこぼした。

「チビタよくこぼすね~」

私はこぼされるのが嫌だったが、

「こいつは口が小さいからよ」

と夫は猫に対しては思いやりを見せた。