「ミータ」に書いたように、チビがうちに来た最初の日、リビングに
いるところへ、タヌが外から帰ってきた。チビはびっくりして2階へ一目散!
猫は目の前を動くものを追いかける習性がある。タヌはすぐチビを
追いかけて、2階で追い詰めた。
「コラーッ!タヌー!」
後を追うと、チビが仰向けになってお腹をタヌに見せていた。
周りの床が水をまいたように濡れていた。
「タヌ!しないよ!チビ、おいで!」
チビはタヌに対して服従の意を示した。それからタヌはチビを追いかける
ことはなかった。それどころか、チビがタヌを慕うようになり、2匹は
仲良しになった。
チビは他の猫とはつかず離れずの関係だったが、タヌにだけは
気を許しているようだった。よくタヌがチビを舐めてやっていた。
チビは顔が小さいため、鼻も口も小さく、餌を食べる時よくこぼした。
「チビタよくこぼすね~」
私はこぼされるのが嫌だったが、
「こいつは口が小さいからよ」