第四章 ミーコとリー -8 | ミータの愛猫物語(連載)

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愛するにゃんこ達との悲喜こもごもを綴ります。

「こんなのを作って」

と私が夫に要求したのは、以前私が交通事故で足を怪我して入院していた時、掛布団が足に直接当たらないようにするために敷布団の上に置く骨組みのドームのようなものだった。


ブツブツ言いながらもDIYの店で材料を買ってきて作ってくれたが、最初作ったのは小さすぎて具合が悪かった。2回目に作ったのでなんとか楽になった。こうして毎晩リーの上半身を私の体にのせて寝るのだが、リーが動くと口近くに取り付けた酸素がずれてしまうので、時々気をつけてやらなければならなかった。この頃から夫が夜中に交代してくれるようになった。


その頃はリーはもう昼夜を問わず、一日中体を立てている状態で、いっときも横になることができなかった。それが毎日なのである。自分だったらどうだろうと考えただけでどうかなりそうだった。夫が「リーの背骨の曲がりが気になるね」と言ったが、それは私も気づいていた。ずっと立った姿勢で、背骨に負担がかかるからだろうか、リーの背骨は曲がっていた。


それが原因だと私は思うのだが、もう一つとても気になることが出てきた。フンが出なくなったのだ。健康な猫は必ず1日に1回以上フンをする。リーもそれまでは毎日のように、小さいながらも出ていたフンが出なくなった。食べる量が少ないから数日出ないこともありかなと思っていたが、リーのお腹が目に見えて大きくなってきた。


その頃リーは少し動くと心臓の鼓動が早くなり、苦しそうに口で息をするようになっていて、1日中酸素が手放せなかった。病院に連れて行きたかったが、往復する間酸素が使えないのは怖かった。リーのお腹をなでてみたり、乳酸菌を飲ませたり、毎日期待してはがっかりを繰り返しているうちに10日が過ぎた。いくらなんでもほっておけない。