一昨日の夜、HKTの公式Twitterが以下のような告知をしていました。

 

 

報道陣向けのお披露目の時点で「10月末にオープン!」と謳いながら、未だに何の告知も無かったので、私自身は延期を確信していました。そもそも掲げた約束を反故にしたり抹殺することは48グループでは珍しくありませんから「そんなものだろう」と思っていましたが、この告知を見て「いよいよか…」という思いになりました。

 

 

そして迎えた昨日、私は午後から所用で出掛けており、この時間に合わせて帰宅しました。コント劇関連を別にすれば、私はこういった配信をリアルタイムで観ることが好きではありません。しかし、今回は新劇場関連の告知があるだろうと確信していたので、特別にリアルタイムで視聴することにしました。

 

 

予定通り夜7時に配信が始まったものの、画像があまりにも粗く、音声を聞き取ることにも苦労する有様でした。誰もが新劇場関連の告知だと予想していたでしょうから、視聴者が多くなるのは当然のことです。脆弱な配信環境だからなのかは不明ですが、HKTの運営はこれまでにも重要事項を発表する配信で同じ失敗を幾度となく繰り返しています。果たして今回は過去の失敗を踏まえた対策が出来ていたのでしょうか。

 

配信は一旦打ち切りになってしまい、しばらくしてから再開して、どうにか無事に進行しました。

 

 

発表された内容は以下の通りです。

 

 

① 新劇場の柿落としは11月2日(月曜日)

 

② 初日は現在活動中の全メンバー48人が出演する「オープン

  記念特別公演」を上演

 

③「オープン記念特別公演」は有観客で行う

 

④ 詳細は後日発表する

 

 

 

 

配信された告知映像は公式YouTubeチャンネルでも視聴することが出来ます。

 

 

漸く具体的な日付が決まりました。思えばホークスタウンの劇場が閉場してから4年7ヶ月、悲願だった専用劇場へ再び戻ることが叶ったのです。同じ建物内の福岡吉本が毎日のように有観客で公演をしていますし、これだけ待たせたHKTが有観客で行うのは当然と言えば当然ですが、劇場公演再開への大きく前進を喜びたいものです。

 

昨日はメンバー全員が「オープン記念特別公演」の為にレッスン場でリハーサルを行っていたようで、村重も元気に復帰したようです。

 

 

 

村重の全快は非常に喜ばしいことではありますが、今後劇場公演を本格的に再開していく中で、私は昨日の配信で一抹の不安を抱いた場面がありました。

 

 

配信に出演した1期生7人は全員口元を覆っておらず、メンバー間の距離も非常に近かったのです。SHOWROOM配信の「ヨカ×ヨカ!!」でも出演する2人はかなり離れて座っていますし、ついこの間行われた「はるちゃんを送る会」では、5期生をわざわざ2グループに分けて企画を行い、メンバー間の距離も十分に開けていた筈ですから、この1週間で運営は急な方針転換でもしたのでしょうか。

 

尤も、あの時も配信に映っていない部分ではメンバーが額を寄せ合ってジグソーパズルに興じていましたし、裏では恐らく誰も気にしていないのでしょう。それはそれで構わないのですが、図らずもこの間明らかになったように、1人でも感染者が出ればグループの活動は全て止めざるを得ません。

 

もしも関係者に気の緩みがあるのだとすれば、些か不安です。語弊を恐れずに言ってしまえば、舞台裏では全く気にしていなくても、今回のように映像として残る配信の場合には、素振りだけでも感染対策をしておいた方が無難です。オタクにも様々な意見があるでしょうし、お世辞にも世間から好かれているとは言えない48グループですから、万一クラスターでも発生させようものなら大事件になります。

 

 

断っておきますが、私は本ブログで何度か触れたように、過度の自粛には断固反対の立場です。新型コロナウイルスは少なくとも日本においてはインフルエンザと比較にならないほど弱性であると考えていますし、感染防止対策の重要性にも疑問を抱いています。それでも、他人の目が怖いので外出時にマスクは欠かしません。

 

日本は何につけても「本音と建前」の世界ですから、せめて「建前」だけはしっかりしておく必要があるでしょう。こうした風潮を「全体主義的だ!」と批判する意見も耳にしますが、つまらない我を通して面倒な連中と関わり合いになっているほど暇じゃありませんから、ウイルスよりも人間を避けるためにマスクが必須なのです。

 

 

劇場公演再開にあたっては、最低限の感染防止対策を定めて掲げるとともに、オタクに対しても毅然とした態度で遵守を求めていかなくてはならないでしょう。そこに少しでも妥協があれば、劇場公演というコンテンツは根底から瓦解してしまいます。

 

夢が現実になるその日まで、今日でちょうど2週間前ですが、取り敢えずは運営よりの方針発表を待つしかありません。