の続きです。「みんなの九州」デジタルスタンプラリーのチェックポイントを巡り、はるばる北九州の門司港までやって来ました。

 

いくら夏場とはいえ、バスを降りた時には既に日は沈みかけており、辺りは殆ど暗くなっていました。それでも「門司港レトロ」という名称の通り、歴史を感じさせる建造物が立ち並んでいました。歴史家としてはその1つ1つをゆっくり見たいところなの
ですが、取り敢えず海峡プラザを見つけてチェックインしました。
 
 
スタンプはみなぞうでした。
 
 
帰りのバスの時間を考えるとあまり時間はないのですが、門司港駅へ向かいました。やはり鉄道好きとしては、門司港駅舎(重要文化財)を見ておきたかったのです。
 
実は私が門司港を訪れるのはこれで2度目です。以前幾つかの記事で断片的に述べたことがありますが、1週間の福岡遠征の締めくくりに、九州鉄道記念館を訪れたのです。鉄道好きの私としては、幼い頃から1度は行ってみたい憧れの場所でした。
 
しかし、私が訪れた時の門司港駅舎は保存修理工事中で、駅舎全体が足場に覆われていました。駅の機能も仮駅舎に移されており、仕方なく記念入場券を購入するに留めました。足掛け7年に及んだこの工事は、大正3年(1914)の創建当時への復原と合わせて耐震補強を目指すという大事業でしたが、昨年3月に完了しています。
 
 
海峡プラザから少し歩くと、壮大な駅舎が目に飛び込んできました。本来なら昼間に見たかったところですが、ライトアップされている姿からも威厳が感じられます。
 
 
 
駅舎の中は精巧に作られたドラマのセットのようで、大正時代にタイムスリップしたような気分が味わえました。
 
 
 
格調高い雰囲気を留めている旧一等・二等待合室は「みどりの窓口」及び「観光案内所」となっているほか、反対側に位置する旧三等待合室は「スターバックスコーヒー門司港駅店」として使用され、現役の駅舎としての機能を立派に果たしています。
 
 
「JR九州アプリ」では、今回のスタンプラリーと同様に、JR九州全駅でGPSチェックインが可能です。こちらは期限もなく、商品があるわけでもありませんから、個人の記録用です。それでも折角の記念なのでチェックインしておきました。
 
 
以前メンバーのSNSで見た覚えがありますが、駅前にはこんな記念碑もありました。
 
大いに後ろ髪を引かれる思いでしたが、帰りのバスの時間が迫っており、慌ただしくバス停へ向かいました。ここからは往路のルートを辿って三たび天神に戻ります。福岡で高速バスに乗るのは初めてでしたが、往復ともに快適な道中でした。
 
さて、天神中央郵便局前で高速バスを降りると、道路を挟んだ反対側の天神北停留所からこの日最後の目的地である「BOSS E・ZO FUKUOKA」へ向かいます。オタ活や野球観戦で幾度となく通ったルートですが、この日は初めて路線バスで都市高速を体験した時の事を思い出していました。
 
PayPayドームの最寄りである「九州医療センター」で下車すると、ライトアップされたドームとともに「E・ZO FUKUOKA」が目に飛び込んできました。
 
 
この日はドームでホークス戦が開催されていましたが、デーゲームで試合は終わっており、周囲はひっそりと静まりかえっていました。
 
スタンプは「E・ZO FUKUOKA」のスタジオで収録されている「鷹のミカタ」にも出演しているりこぴでした。
 
 
私の家との位置を考えれば、門司港からそのまま帰った方が便利ですし、この場所を最後の目的地にしたのは明らかに誤算でした。それでもこの日は「FUKUOKA 1DAY PASS」を持っていたおかげで、西鉄バスを利用して帰宅することが出来ました。
 
 
長々と綴ってきましたが、家を出発する時には予想だにしていなかった長旅となり、既に時計は午後10時を回っていました。天候にも恵まれてトラブルもなく、予定通りに巡ることが出来ました。
 
後はいよいよ博多駅のスタンプを残すのみですが、近日中に別件で訪れる予定があるので、その時にチェックインしようと考えています。