「延長」
ずっと彼女は僕の胸で顔をうずめていた
おい!!俺仕事あるのに・・・
と心で思ったが言い出せなかった
すると彼女は「お腹すいたあ」の一言
俺は「空いていない」と思いながら・・・
会社はどうするんだよ
自分に問いかけた
「あの~いいずらい事なんだけど・・・
俺、たくさんお金ないのでごめん」と彼女に伝えた
すると以外な答えが返ってきた
「テーブルのお金使えばいいじゃない」と一言
えっ?
お金欲しいって言ってたんじゃないの?
と尋ねると・・・・
彼女から一言「帰りたくない」
理由はどうであれ俺は
会社を休まなきゃいけない状況
すぐさま会社へ連絡
「本日体調悪いのでお休みさせてください」
会社 ズル休み 完了
すると彼女は俺を見ながら笑っていた
「笑い事じゃねえだよ」と俺は一言
すると彼女から笑顔で「ありがとう」の一言
俺は彼女の笑顔に不思議な気持ちを
感じていた
もしかして俺、彼女に惚れてる?
早速フロントへモーニングセット2個注文
彼女はモーニングセットを食べ終わり
再び、ベットに戻っていった
俺もまたベッドに戻り彼女を腕枕をはじめた
すると彼女は「あなたっていい人だね」の一言
「うん!俺はいい人だよ」と答えると
彼女から「いい人って言うか騙されやすい人」ってことだよ
えっ?「俺だまされてるの」と確認すると
彼女の目に涙があふれていた
どうして? 俺、悪い事したかなあ?
俺は軽率に「何で泣いてるの?」と尋ねると
「ごめんね」
「疲れたからお昼ねしよう!!」の一言
俺は「お昼ねしよう!」の意味が理解できなかった
なぜならば延長までして普通は合体じゃないの?
それが自然じゃねえと思いながら
「わかった」寝ようと彼女に伝え
二人はお昼ねタイム 突入
二人が起きたのは夜20:00だった
すぐさま服を着替えホテルをあとにした
車に乗り込み「どこに行く?」とたずねると
「昨日のコンビニ」に行って!!の一言
コンビニ到着!!
彼女はずっと窓の外を見ながら
車から降りなかったため
「どうしたの?」と尋ねると
「あと5分だけお話しない?」の一言
「うんいいよ」と答えると
彼女から「また 逢える?」の質問
俺は正直とまどっていた妻も子供もいるし・・・
でもなぜ彼女は泣いているんだろう?
俺は理由が知りたかったが
俺は「うん いいよ」と答えた
すると彼女は「番号交換しよう」の提示
俺は携帯をポケットから取り出し
二人は番号を交換した
すると彼女は車から降りて
「さよなら」
の一言いいながら歩いて行った
えっ?
俺は「さよなら」ってなに?
じゃなんで番号交換するわけ(怒)
理由が解らないまま自宅に戻った
そのまま自宅にもどり俺は風呂に入った
風呂に入りながら「さよなら」の言葉が
頭から離れなかった
風呂を出て自分のベットへ
やはり「さよなら」が気になりベランダに出て
タバコを吸いながら考えていた
なんでだろうと思いながら就寝
次回
「連絡」
「連絡」
俺はずっと「さよなら」が頭から離れなかった
いままでの生活に戻った
2週間が過ぎたとき
携帯に彼女からの着信があった
自宅に居るため
電話かけられずに戸惑っていた
俺は「さよなら」の後の着信
ますます気になり・・・
「ちょっとタバコを買ってくるね」を理由に家を出た
車の中に入りエンジンを掛けるが寒い車内
思い切って彼女にダイヤル
すると「電波が悪いか電源がはいってない・・・」
アナウンスが流れ
えっ?
なぜ?
もう一度かけてみるが同じ状況
あきらめて家に戻った
気になりながら就寝
翌日電話かけるが昨日と同じ状況
仕事が終わり自宅に戻っていた
その時
彼女から電話が入った
慌てて出るがボタン押し間違え
切ってしまった
すかさず俺からかけると昨日と同じ状況
また諦め自宅に戻り入浴中
俺の携帯が鳴っていた
慌てて風呂から出るが間に合わない
また理由をつけ家を出る
電話をしてみると
彼女が電話にでた
彼女の声が震えていた
「どうしたの?」と尋ねると
「寒いね」の一言
「うん 寒いね」と答えると
「今から逢える?」の一言
「いやっ? 今日は無理」と断ると
電話が切れた
なんだよ!俺だって
こんな思いして家から出てるのになんだよ(怒)
俺は一体なにしてるんだろうと思い自宅に戻った
頭に来たのでそのまま就寝
翌日会社に向かう途中また彼女から着信
「おはよう」の一言
「昨日いきなり切らなくてもいいじゃない!」と説教
無言の状態
「聞いてんのかよ!」(怒)
また無言の状態
俺は思い切って電話を切った
「なんだよ!」の独り言
彼女からまた着信
「ごめんね」
俺は怒っていたがなぜか電話を切れなかった
すると彼女から「ごめんなさい」
「わかったけど用件は?」強がって言うと
「もう一度だけ逢えませんか?」
俺は「お金がないので逢えません」の一言
すると彼女は「お金とかじゃないんです」
えっ?
「なんでこんな俺に逢いたいの?」と尋ねると
「実は私、結婚をしてるの」と急に告白され
さらに「検査で病院に入院してるの・・・」説明
旦那さんと連絡が取れないらしく
「お金を貸して欲しい」のお願い
俺は状況は分かるけど・・・
旦那さんに連絡したほうがいいよと一言
「お願いです」の一言
俺は迷いに迷った
俺は「わかった」と了承した
ところでいくらですか?と尋ねると
15000円位です
仕事が終わってからいいですか?
それとどこに行けばいいんですか?
と尋ねると・・
「はじめてあなたと出会った場所」を指定された
そのまま俺は会社に出勤
会社の同僚と昼飯に行ったときに
同僚に相談してしまい
同僚から「お前騙されてるよ!!
そう言う女はやめとけ!」止められた
そのまま会社から戻るが
どうしても彼女が気になり・・・
俺は最初に出会った場所に向かった
彼女に電話すると
彼女は反対側の病院から出てきた
彼女は車に乗り込み笑顔で
「どこか行こう!」と一言
用件は「おい!お前 お金貸しての理由じゃないの?」
すると確かにお金は必要だけど・・・
はっきり言うね!
「あなたと逢いたかった」からが理由ですと一言
俺はなぜか怒る気持ちがなくなっていた
近くのファミレスに移動
詳しく事情を聞くと
旦那さんに連絡したが
1回も病院に来てくれない・・・
病院のお金も払って貰えない状況
俺は彼女とファミレスを出て車に乗り込み
「君の自宅まで乗せて行く」と一言
すると彼女は道案内を始めた
おれは彼女の指示通り車を走らせた
「ここで止まって!!」
「待ってて」の一言残し、車を降りた
30分位時間が過ぎ彼女が戻って来た
「旦那さんはここ数日家に戻ってないらしい・・」
待ってようか?尋ねると
いいから車だしての指示
俺は病院に向かった
そして彼女に15000円を差し出した
すると彼女は目にいっぱいの涙を浮かべて
「ごめんね」と泣きながら病院に戻って行った
次回
「お見舞い」
彼女は目にいっぱいの涙を
浮かべながら病院に戻って行った
「お見舞い」
俺は自宅に戻りお笑い番組を家族で見ているが
どうしても笑える状態じゃなかった
妻から「最近、様子が変だけど・・・
どうしたの?」質問
なんにも変わらないよと返答
すると妻は「タバコ買っておいたよ!」
「えっ?もしかして・・・バレてる?」(汗)
「あっ ありがとう」俺は動揺していた
彼女から電話があっても・・・
家を出る口実が無くなった
数日が過ぎた・・・
彼女からの電話がピタリと無くなった
俺は彼女を心配していた
俺は彼女の電話を待っていたのかもしれない
そして彼女に逢いたかった
1週間過ぎたとき・・・・
どうしても気になったので
仕事が終わって俺は彼女に電話してみた
すると彼女が電話に出た
「ごめんね お金ちゃんと返すから・・」
「俺はお金で連絡したんじゃないんです」
彼女に伝えた・・
すると彼女は「もしかして私に逢いたくなったの?」
冗談まじりに言った・・
正直、俺は逢いたい気持ちでいっぱいだったが
この時、同情とかじゃなく
本心で彼女に逢いたかった
俺も冗談まじりで彼女に伝えた
「もしかして俺の電話待ってたんじゃないの?」
すると・・・
「うん 待ってたよ」の一言
俺は車で走りながら電話していたが
どうしてなのか俺は病院近くまで来ていた
「今、病院の前に居るんだけど・・」
と伝えると・・
彼女は「201号室です」部屋の番号を教えてくれた
「なにか欲しいものはある?」と尋ねると・・・
戸惑っている様子
「マンガが読みたい・・」
「わかった!マンガ買って行くね・・」
俺はコンビニに入りマガジンラックにある
マンガを20冊
女性誌10冊ほど購入
重いマンガ・女性誌を
両手いっぱいにぶらさげて
201号室に向かった
ナースステーションで201号室はどこですか?
と尋ねると・・・
無菌室なので入室できません
えっ?
無菌室ってなに?
とにかく部屋の前まで行くと
透明のカーテンが二重にも三重にもなっていて
中に彼女は笑顔で手を振っていた
俺は携帯を取り出し彼女に電話するが
看護婦に病院内は禁止ですよと注意され
このマンガと女性誌を彼女に渡したいのですが
看護婦に尋ねると・・・
あなたはご家族の方ですか?と質問を受ける
「いえ 違い・・ そうです家族の者です」
おい何いってんだよ俺は・・
このマンガと女性誌だけ渡したいのですが
渡すだけであれば許可いたしますとの事
看護婦よりご家族の方であればこの帽子と
マスク・白衣・にお着替え下さいとの指示
着替えを済ませ中に入ろうとした瞬間に・・・
看護婦に呼び止められた
恐れ入りますが手の消毒をお済ませください
手の消毒を済ませいよいよ中へ
彼女は涙をうかべながら・・・
「ありがとう!!
こんな私のためにお見舞い来てくれて・・」
あなたがお見舞い第1号です
嬉しいです(笑顔)
俺はなぜか悲しい気持ちになり・・
彼女にマンガと女性誌を渡し部屋を出た
部屋の窓から俺は手を振りながら
病院をあとにした
俺はなんて事したんだあ・・・
彼女は多分重い病気なのに・・・
俺は軽率に合体してしまった
しかも俺は疑っていた・・・
俺も病気がうつったじゃないかと・・・
しかし彼女はどんな病気なんだろう?
俺は気になってしょうがなかった
次回
「退院」
「退院」
俺は無菌室について調べ始めた
本屋さんに立ち寄り
すべての医学書関連を調べた
「無菌室とは抵抗力・免疫力などが低下すると
合併症などを引き起こすため
外から雑菌の侵入を防ぐための部屋」
肝心な病名は載っておらず
結局、病名については判らなかった
また2週間が過ぎた頃
彼女より着信あり「久しぶり(笑)!!」
明るい声で「退院」したよ!!
えっ?
俺は無菌室について調べていたので
外に出るなどありえないと思っていたが・・・
彼女は「検査入院だったの・・・」と俺に伝え
俺はこの時、彼女を疑っていた
すると彼女より
「退院のお祝いしてよ!!」と一言
俺は「うん わかった」
「お祝いのプレゼントはなにがいいですか?」
と彼女に尋ねると・・・
デートがしたいですの一言
「私、海も見たいし・・・
いろんなもの食べたいし・・・
たくさんあって迷っちゃう・・・
とにかくドライブに連れて行って!!」
わかったと彼女に伝え
「どこに迎えに行けばいい?」と尋ねると
彼女の指定場所は・・・
また「はじめて出会った場所」指定
初めて出会った場所はたしか・・・
病院の反対側にあるコンビニ
すると彼女がコンビニから現れた
全く別人みたいに変わっていた・・・
いままでの彼女ではなかった
ちゃんと化粧をして可愛いワンピースに包まれ・・・
とても彼女は綺麗だった
「本当はこんなに綺麗だったんだね?」と伝えると
彼女は「君!!失礼ですよ・・・
病院じゃパジャマだからワンピ着れないしね(笑)
彼女は笑っていた
二人はそのまま病院をあとにした
まず二人が向かった先は海
彼女の様子が不思議だった
全く、病人のかけらもなかった
海に着くと彼女は走り出した
彼女は海に向かって走って行った
あんなに喜んこんでいる姿に
なぜか俺は不思議と彼女に
何かしてあげられる事はないか?
と思いはじめた
はしゃぎ疲れたのか・・・
彼女は砂浜から戻ってきた
「♪海は広いなあ~大きいなあ~」
鼻歌を歌いながら海をみつめ一言
「お腹すいたよ!!」
俺は「何が食べたい?」
彼女は「お好み焼きが食べたい!!」
えっ?
俺はどうしてお好み焼き?と思いながら
二人はお好み焼きのお店探し・・・
コンビニに立ち寄り情報収集
お好み焼きのお店に移動
彼女が最初にオーダーしたのはビール
えっ?
お酒は大丈夫?と尋ねると
私、子供じゃないんだから飲めるわよ!!
まだ退院してきたばかりだし・・・
やめといたほうが・・・と伝えると
「君!!病人扱いしないでくれる(怒)」
彼女は急に怒りはじめた
俺はただ彼女の体が心配だっただけなのに・・・
沈黙
彼女はバックからタバコを取り出した
えっ?
あれタバコ吸うの?と尋ねると
「吸いますけど なにか?」
また怒りはじめた
どうも彼女の様子が変だった
余計なことをまた言うと
怒られるので
そのままタバコの件は放置した
お好み焼き登場
彼女は先ほどの険悪な様子から
喜びの様子に変化
「美味しそうだね!!」と笑顔
お好み焼きを食べてかなりご機嫌な様子
二人はお好み焼きをたくさん食べて
店を後にした
俺は当てなく車を走らせた
すると彼女から「さっきはごめんね」
謝ってきた
俺は「いえいえあなたの体が心配だけですから・・」
と彼女に伝えると
「やさしくしないでお願い!!」
彼女はいきなり泣きはじめた
俺は彼女に伝えた
「俺は確かに他人だし旦那さんでもないし・・・
余計なことを言ったことは謝る
ただ最初のきっかけは
出会い系のサイトで知り合って
お互い目的は違ってたはず
そしてこうなるはずじゃなかったよね?
今こうして二人で居るのも不自然な事は
わかっているけど・・・
俺 お前の事が好きになっちゃったのかもしれない
そしてあなたの旦那さんにも
自分の妻にも
申し訳ない気持ちでいっぱいですが
お前の事が気になってしょうがないんです
彼女はずっと泣いていた
彼女は泣きながら口を開いた
「疲れたので休みたいです」
俺は近くのラブホテルに入った
部屋に入り彼女はすぐベットに横になった
彼女は泣きつかれたのか
すぐに眠ってしまった
そのまま3時間が過ぎ
フロントより連絡があり
部屋を出て車で移動
車の中で彼女は一言も話さなかった
沈黙のまま彼女をコンビニまで送り
お互いそのまま会話せずに彼女は車を降り
戻って行った
次回
「入院」
「入院」
退院祝いをしてそのまま
会話も交わさないで別れたあの日から
3日後
再び彼女から連絡があった
「また入院になっちゃった」
俺はやっぱりお酒もタバコも
止めておけばよかった
とこの時、後悔していた
彼女より「気がむいたらマンガ買ってきて!」
俺は「わかった」と了承
数日後、またたくさんのマンガを持って
病室に向かった
病室に誰もいない様子なので
部屋が変わったのかと思い
看護婦さんに尋ねると・・・
「退院されましたよ! 自宅療養中だとか・・・」
俺はこの時、全く病気の状況を
把握できていなかった
病室をあとにし
車に戻り彼女に連絡をしてみると
彼女が電話に出た
あれ?入院したんじゃないの?
と彼女に尋ねると
病院から「自宅で療養してください」と
主治医に言われ自宅に戻ったとの説明
この時、やっと俺は状況が把握できた
考えすぎかもしれないが・・・
もしかして重い病気なんじゃないかと
そして自宅に戻されたのではと・・・
俺は思い切って彼女に聞いてみた
「検査の結果は出たの?」
彼女は「まだ出てないよ」淡々と答えるが
ますます気になり「病気ってどんな症状?」
と尋ねると
「吐き気・頭痛・倦怠感・めまい・痛み」色々あると言う
俺はこの時、内心ガンなんじゃないかと
思っていた
しかし症状を聞いたところで俺は医者では
ないのでどうしてやることも出来なかった
「マンガ買ってきてあるからね
体調がよくなったら連絡して」と彼女に伝えた
すると彼女は今からマンガを
取りに行くからと言い出した
俺は家の近くまでマンガ届けるよ
「今日は体調が良くないので
近所まで来てもらえると嬉しいです」
私の家覚えてますか?
彼女の家に到着
彼女に連絡した
着いたよ!!
彼女は今すぐ行くから待ってて
彼女はパジャマ姿でマンガを取りに来た
「ありがとう」と一言
俺はマンガを渡しそのまま自宅に戻った
数日後 彼女より連絡が来た
「今日は体調がいいので逢えない?」
俺は彼女に仕事が終わったら
連絡すると答えた
彼女より「待ってるね」(喜びの声)
仕事が終わり連絡したが
彼女と連絡が取れなかった
もしかして・・・彼女の身に何かあったのかと
不安でしょうがなかったが
俺はそのまま自宅に戻り
駐車場でずっと彼女からの連絡を待っていた
結局、彼女から連絡はなかった
次回
「心配」
うん 覚えているよ
「心配」
彼女より全く連絡が来ない
何度も彼女い連絡をするが
全く連絡が取れなくなった
連絡がなくなり1ケ月がたった
もしかして・・・
あのまま死んでしまったのでは・・・
彼女が心配でたまらなかった
なぜか俺の体重が減っていた
妻に対しての罪悪感
そして彼女の安否
ずっと彼女からの連絡を待っていた
やっと彼女から連絡があり
一体どうしたの?
心配してたよと伝えると
「ごめんなさい体調が悪く、寝たきりだった」と説明
「今日は体調がいいので逢えますか?」
仕事中だったが会社に連絡を入れ
俺は会社を早退して
すぐ彼女のもとへ車を走らせた
待ち合わせ場所は
はじめて出会ったコンビニに着いた
急いで彼女に連絡すると
「目をつぶって10秒数えて」と指示され
言われるまま目をつぶり10秒数えた
すると助手席のドアが開き
「おまたせ!!」
えっ?
「どこに居たの」と尋ねると・・・
コンビニの中でずっと待ってたよ
かなり体調がいいらしくご機嫌だった
今日は「重大発表があります!!」
「えっ?なに・・・なに・・・」
と俺はワクワク
「あなたと逢うのもきっとこれが最後かも・・・」と
彼女は笑いながら言った
正直、俺はその言葉に
心臓が止まるくらい驚いた
言葉が出てこない
なんて彼女に言ったらいいのか
言葉が見つからない
彼女は下をむいたまま
何も話してくれない・・・
そこで俺は「何が食べたい?」
彼女に聞いた
「美味しいラーメンが食べたい!!」
彼女は精一杯の笑顔を作って
俺に答えた
この時、俺は本当に
最後かも知れないと思い・・・
車を急発進させた
「さあどこに連れて行ってくれるのかな?」
俺はすごく涙がこぼれそうだった
彼女より「ねえ高速って一体どこに行くの?」
「いいから黙ってついて来い!!」
この時、俺は正直不安だった
このまま彼女が死んでしまったらどうしよう?
複雑な気持ちが交差していた
彼女の安否・妻への罪悪感、すべての事に
でも俺の出来ることはこんな事しかできないんだ
だったら彼女のやりたい事を俺がしてあげなくちゃ
妻へごめんなさいの気持ちだった
彼女の様子は窓をみつめながら不安な表情だった
着いた先は羽田空港
俺は彼女の手を引っ張りロビーへ
すぐさま博多行きのチケットを取り
搭乗口へ
二人で飛行機に搭乗した
二人は飛行機に乗った
「気分はどう?気持ち悪くない?」
彼女は「大丈夫だよ」
多分本当は辛いだろうなと俺は思っていた
順調に飛行機は博多に到着
すぐさまタクシーに乗り
本場長浜ラーメン屋台横丁を目指した
二人でラーメン屋台が並ぶ中
選んだラーメン屋に入り
すぐさま注文
「どう?本場の長浜ラーメン
美味しい?」と尋ねると
「うっうん 女子にはちょっと思いかも・・
と言いながら彼女は食べてくれた」
俺は替え玉をもらい2杯目突入
「もうあたしお腹いっぱいだよ」
そのままラーメン横丁をあとにして
二人はタクシーに乗り小倉へ移動した
次回
「小倉」
「小倉」
二人は小倉に着き
小倉の商店街を二人で手を繋ぎ
まるで恋人のように歩いた
そして彼女は初めて
俺に腕を組んでくれた
彼女が「まるで恋人みたいだね・・・」
俺は「今日だけは恋人になろうよ」
彼女から「ゆっくり歩いて・・・お願い・・・」
俺は普通と変わらないんだが
多分、彼女の体力は相当疲れていた
「休もうか?」と彼女に尋ねると
「大丈夫だよ」
二人はゲーセンに入り
「ねえプリクラ撮らない?」
「あっ!
あなたの奥さんに見つかったら
大変だからやめときましょう!」
彼女は悲しい表情だった
俺は「撮りたいです」
と彼女にお願いした
彼女は「じゃシャレで撮ろうか!
帰ったら絶対に捨てなさいよ」
奥さんが見たら悲しむから・・
わかった?
彼女は強い口調で言った
俺は「帰ったら捨てるよ」
と言うことで了承してくれた
二人でプリクラを撮った
小倉は明太子のお店が多く
二人は明太子めぐりをした
彼女が疲れた様子なので
そのままビジネスホテルにチェックイン
疲れた彼女はすぐに
ベットに横になった
彼女かなり疲れた様子なので
「大丈夫?」尋ねると
「背中に痛みがあるらしく
バックの中からクスリを
取って欲しい」と頼まれた
彼女はクスリを飲んだあと
またベットに横になった
横になりながら彼女から
「ごめんね あなたと
はじめてのデートなのに・・・」
「あの~ごめん!背中が痛いから
「お願い!背中をさすってもらえますか?」
俺は一生懸命彼女の背中をさすってあげた
彼女から一言
「ありがとう !
本当に今日はすごく楽しかったよ
もっとあなたと早く出会いたかったよ
お願いがあるのちゃんと聞いてくれる?
「うん ちゃんと聞くよ」
どんなお願い?と尋ねると・・・
今の奥さんを大事にしてね
もう悲しませる事はしないでね
生まれ変わっても また逢えるといいね
彼女は背中をむけながら俺につぶやいた
俺は涙が止まらなかった
彼女は背中の痛みがありながら
ずっと我慢してくれていた
俺は彼女の背中を
ずっと抱きしめながら涙をこらえた
次回
「告白」
「告白」
二人は初めての小倉で朝を迎えた
小倉のビジネスホテルを出て
すぐに飛行機で羽田に戻った
羽田に着き車に乗り込み
いつものコンビニの駐車場に着いた
彼女は急に深呼吸をはじめた
「今から大事な話しをするね」
俺はもう精神的に辛かったが
彼女の話しを黙って聞いた
今日であなたと逢う事は終わりにします
あなたの奥さんに謝りたいけど
謝ることすらもう私には出きません
あなたは人に騙されやすいので
これからは気をつけてよ!!
これからは奥さんをずっと愛してあげてね
絶対に浮気はしちゃだめだよ
あなたがずっと私の病気を
知りたかった見たいなので
最後だからあなたに教えます
検査入院とは全くのウソでした
嘘をついていてごめんなさい
治療中で入院してたの
私の病名は白血病です
余命が半年でした
だからあなたと出会った時から
カウントダウンがはじまっていたの
もう私にはもう時間がないの
あなたとずっと一緒に居たいけど
時間がもう無くなりました
私の人生で
最後に愛した男はあなたでした
そしてあなたの優しさに包まれ
幸せでした
ありがとう
ありがとう
本当のさよなら言うね
彼女はそのまま車を降り
去って行った
俺はずっと涙が止まらず
ハンドルを握り締めたまま
ずっと頭を上げられなかった
俺は彼女になにもして
あげられない無力感でいっぱいだった
次回
「後悔」
















