今日は沖縄出張の日。
「沖縄に行けるなんていいですね」
とよく言われるが、年2回のペースで琉球大学に行っているので、今となっては普通の感覚だ。
6年前、リゾートでしか行ったことのなかった沖縄に初めて仕事で行くことになった。
行ったことのある人ならわかると思うが、沖縄では酒を酌み交わすことで本当の付き合いが始まる。
それは大学の先生も例外ではなく、他の大学の先生よりも懇親会は明らかに盛り上がる。
実は、その時の懇親会での何気ない会話が、今の自分の考え方に大きく影響を与えている。
当時、研究指導をいただいている先生は複数名いて、1人はもの静かで穏やかな定年間際のA先生、もう1人はやたら陽気で冗談ばかり言う外交上手なB先生だった。
懇親会は盛り上がり、自分は何気なく次のように言った。
『沖縄はすごくいいですよね。首里城に行ったことありますが、すごくきれいで、あの独特な感じは日本じゃないみたいです。』
すると、さっきまで笑顔だった2人の先生が、少し真顔になって次のように言葉を返した。
先生A:『◯◯さん、そういうことはあまり大勢の前で言わない方がいいですよ』
自分:『どういうことですか??』
先生A:『そういうことを言うと喜ぶ人達がいるんですよ。』
自分:???
先生B:『そうそう。日本人もそう言ってるって、そんなふうになっちゃう。まあね、沖縄はいろいろ複雑なんですよ。』
なんとなく事情は察したが、宴席ということもあり、その会話はそこで終わった。
そのとき、自分は思った。
自分は世の中のことを全然わかってないと。
そして、どうせだったら世の中のことをきちんと知りたいと。
手前味噌になるが、自分はおそらく知的好奇心や探究心は高いと思う。
気になったことは、主観的ではなく、客観的にきちんと知りたい方だ。
だから研究職にも就いたし、今でも続いているのはそういう性質だからだと思う。
そこから時間を見つけては調べた、というより調べまくった。
新聞、テレビ、インターネット、文献、ブログ、雑誌などなど。
研究職なので、情報検索は慣れている。
調べていくといろんなことがわかった。
まず、世の中の情報には、中立のものは少なく、ほとんどの情報には発信者の意図や思想的背景があることがわかった。
情報リテラシーの低い人は簡単に操作されてしまう。
昨今の新聞を見ればわかるが、朝日・毎日・東京新聞と、産経・読売新聞では一つの事柄に対する論調が180度違うことも珍しくはない。
情報源を一つの新聞に頼っていては、明らかに情報が偏ってしまう。
テレビも同じだ、スポンサーの意向が露骨に反映する。
そして、政治に関してもいろいろわかった。
当時は親中の民主党政権から親米の自民党政権に変わったところだった。
残念ながら民主党は日米関係をボロボロにし、鳩山総理は
『沖縄の米軍基地は最低でも県外』
と宣言し、一旦決まっていた合意をひっくり返そうとし、アメリカを激怒させた。
その後は県外移設が無理だとわかって辺野古移設を容認することになり、今の混乱の原因を作ってしまった。
中国との関係も、尖閣諸島沖での漁船衝突事件から尖閣諸島国有化により、かなり悪化することになった。
そして、マスコミでは報じられなかったが、中国に
『日本に沖縄の領有権も放棄させる』
という「反日統一共同戦線」を提唱させてしまうことになった。
http://rpejournal.com/rosianokoe.pdf
この内容はあまりにも衝撃的だったが、これが国際社会の現実であり、こういったことが報道されないのも日本の現状であることを知った。
そのときから自分が感じたこと。
『日本人はもっと自立しないといけない』
リテラシーを高める
アイデンティティを確立する
転んでも立ち上がれる
自分で決められる
大切なものを守れる
そのためには、経済的にも精神的にも自立しないといけないし、そういった強い日本人が世界に出ないといけない。
今の自分がやりたいことは、そのためのサポート。
だからこそ、自分はもっと成長する必要があると思っている。