2023年9月21日、レクサスのオーストラリア法人は、11月4日から11日まで開かれるメルボルンカップ・カーニバルに、レクサス「LFA」の後継機ともいわれる新型「Electrified Sport Concept(以下エレクトリファイドスポーツ)」の実車を展示すると発表しました。
新型「エレクトリファイドスポーツ」の特徴
新型エレクトリファイドスポーツは、レクサスのブランドビジョン「Lexus Electrified(レクサス エレクトリファイド)」に沿ったBEV(バッテリーEV)の次世代スポーツカーです。極端に長いロングノーズを持つ美しいスタイルを持ちますが、レクサスブランドで象徴的な、糸巻きの形を模したグリル「スピンドルグリル」は存在しません。
高性能バッテリーと駆動方式
バッテリーには「全固体電池」を使用し、0-60mph(0-96km/h)加速のタイムは2秒台前半、航続距離が430マイル(約692km)を超えるスペックであると想定されています。また、駆動方式は電動パワートレインのダイナミックなポテンシャルを最適化する「DIRECT4」を搭載。
全固体電池の特徴
- 耐熱性が高く、寿命が長い
- 環境変化に強い
- 安全性が高く、発火のリスクを抑えている
- 液漏れのおそれがない
- 正極と負極の接触を防ぐセパレーターも不要
- 電気を伝えるイオンが速く動く
- 充電時間の短縮、航続距離の拡大、高出力化が可能
全固体電池は、次世代電池の主流として注目されています。自動車各社も研究開発を進めており、トヨタは2027年~2028年に実用化するとしている。マクセルは2024年にサンプル出荷を予定している
ユーザーからの反響
新型エレクトリファイドスポーツの登場にユーザーからは、「近未来のクルマにありそう」とデザインに意見する声のほか、「素直にかっこいい」「かっこよすぎる! 」と称賛の声、また「MTかー」「どうなるんだろう」など、BEV用のMTに興味を示す意見も多数見られました。
まとめ
レクサス新型「エレクトリファイドスポーツ」がオーストラリアで初公開されることが明らかになりました。この新型車は、電動化のポテンシャルを最大限に活用し、走る喜びを提供することを目指しています。今後の動きに引き続き注目が集まります。
追加情報
この新型車は、位置づけとして、レクサスが2009年に500台限定で発売し、伝説的存在となったスーパースポーツモデル「LFA」の後継モデルのような存在です。
レクサスの新型「エレクトリファイドスポーツ」は、美しいロングノーズのスタイルと全固体電池を特徴とし、0-60mph(0-96km/h)加速は2秒台前半、航続距離は約692kmとされています。
異形ステアリング「ワンモーショングリップ」を採用し、低速域での俊敏性や高速走行時の安定性が向上しています。
さらに、BEV用のマニュアルトランスミッション(MT)の搭載も検討されており、その開発は進行中です。レクサスのオーストラリア法人CEO、ジョン・パパス氏は、新型エレクトリファイドスポーツがレクサスのエキサイティングなBEVの未来を証明するものであるとコメントしています。