
18才で大学を中退した空海は、一人の沙門と出会った。
そして求聞持法(ぐもんじほう)を授けられ仏教に傾いていった。
24才のときに三教指帰(さんごうしいき)を書く。
この元となったのが「聾瞽指帰(ろうこしいき)」である。

内容は三幕もののドラマである。
まず最初は、儒教の先生について勉強するが満足できないと書いている。
次に道教の先生について勉強するが満足できないと書いている。
最後に仮名乞児(かめいこつじ)先生の仏教に惹かれていくという戯曲風の作品となっている。
これにより空海さんはなぜ自分が仏教を志すようになったのかを説明した。
日本最初の比較思想論と言われている。