儚月遺作 明日 Ⅴ | 儚月の詩 

儚月遺作 明日 Ⅴ

苦しかった
悲しかったと
話したけれど

お金が無くて
何でも
やってしまったのだろう

欲望と狂気に負けて
何でも
できてしまったのだろう

結果として

傷付き
疲れ果てた心と体を
抱え続ける

そのままで

そのままでしか
いられないなら

新しいブーツを履いて

茨の道でも歩く

歩き続ける





(故儚月のノートより)