儚月遺作 白い花 Ⅴ | 儚月の詩 

儚月遺作 白い花 Ⅴ

白い花びらが
はらりと落ちる

僕は
あなたにとって
大切なのか

大切なら
何番目なのか

そんなことばかり
考えていた

この胸の中に
白い花が
芽吹かなかったから

土に帰った花びらが

この心に来てくれるように

祈る



(故儚月のノートより)