私が撮影する鉱物の写真は ミネラルタックを極力隠して撮影していますので、ミネラルタックを使ってないと思われがちですが、
その鉱物の大きさや重さによってミネラルタックの大きさと形を変えて 殆ど毎回使用しています。
長年使っていると トロトロに溶けて指先についたり 逆にカッチカチになってしまっている事もあります😅
プラスチックの標本ケースにミネラルタックを使って標本を立てて置いて数年後に見たら ミネラルタックが溶けていて🫠鉱物が横たわっていたり(^_^;)
逆にミネラルタックがカッチカチ💪になっていて 鉱物が完全に外れていて標本の一部が破損していた事もあります。
グルーガン仕様のを購入した時は撮影の時に外しているのですが、
以前、業者さんに教えて頂いた
☑️水や熱に弱い石以外は お湯を当てていると徐々に柔らかくなって外しやすくなるという事。
しかし
いくら水や熱に弱くない鉱物でも 柔らかくなってきた時に無理に引っ張ったりすると母岩部分が破損する事もありますので加減が必要です。
☑️水や熱に弱い鉱物の場合はカッターで慎重に鉱物とプラスチックの接着面の部分を剥がしていますが、
経験上 失敗すると脆い鉱物は一瞬で破損しますので刃物を含め
「⚠️自己責任で」
心理カウンセラーと販売コンサルタントの私からすれば、
ミネラルタック１つ見ても性格が見えますが、
販売の演出
見せ方の１つとも言えます。
⬇️例えば この 同じ様な写真 ３枚を見て 何かお気づきでしょうか？
写真を全体で見た時
どの写真が美しく見えますか？
どの写真が鉱物を丁寧に扱っている様に感じますか？
どの写真が商品として価値がある様に見えますか？
⬇️母岩に土があったりすると この様に汚れて汚くなってしまう事も多々あります。
⬇️左は ほぼ新品 右は何十回も使っている お古
よく高級バックや高級時計を扱っている所で、商品を大切に扱う為に白い手袋🧤をしている一流店がありますが、傷つけない為だけでなく
高価な物だという事を示す為に一役買ってるのが、その綺麗な白い手袋なのです。
それが真っ白ではなく薄汚れている小汚ない手袋だったらどう思うか？って事です。
綺麗な物、高級な物も台無しになってしまいます。
お店の商品しかり 高級料亭しかり高級クラブしかり 高級な商品を買う人や高級な食べ物を食べる人は 買うまで、食べるまでの過程を大事にしている人が多いんです。
それ(演出や従業員の接客)含めの値段だと思っている人が多いという事です。
高い宝石を扱っている所ではラフな格好ではなくスーツ姿の人が多いですし
一流の人が見たら そのスーツ👔や革靴👞が良い物なのかを一瞬で判断します。
どんな服を着て どんな靴を履くかも 何を売るかに繋がる演出なのです。
見た目の清潔感は どの販売業でも接客業でも大事な事です。
極端な話、通販だけでの販売でしたら 裸で梱包作業して パジャマで郵便局に行っても良いですし お客さんから見られてないので、ファッションを気にする必要はありませんが、
対面販売は そうはいきません。
例えばラーメン屋さん等の飲食店
床掃除を疎かにしていて床が滑る店に私は総合的衛生面を期待していません。
第２の玄関と言われるトイレが汚かったり 厨房の換気扇が油だらけだったり ホールのエアコンや扇風機が埃だらけになっていたら 更に衛生面で期待出来ないと私は思っています。
調理している人の爪が伸びていたり不潔そうに見える人が料理を作っていたら
私だったら つけ麺や冷やし中華や ざる蕎麦なんて絶対に食べたい気持ちにはなりません(^_^;)
店主やスタッフが、いくら綺麗にしていると主張しても 衛生面を気にしていると行っても
お客さんから見れば そうは見えないって事です。
それが、お客さんから見た 見た目のイメージなのです。
自分が考えただけの主観的にしか考えられない人は お客さんの立場で客観的に考えられないので それが原因で失敗する事は実際に多いです。
何故なら
自分が旨い(いい)と思うのと沢山の老若男女が旨い(いい)と思うのは決して同じではないからです。
極端な話 スーツではなくても 高級ブランドでなくても 老若男女から万人受けする様なセンスが良い服装や小綺麗な服装をしていれば、人の心理として商品も何だか そう見えてきますし⤴️
あまりセンスが無い服装をしていると売上げに影響する事は当然あります⤵️
商品の値段に相応しくない格好をしていれば、
売れる物も売れなくなる可能性も高くなってしまいますし
何せ それでは特別感も高級感も感じませんし 商品全てが安物や偽物に見えてしまいます。
それが人の心理なのです。
高価な物がパチモンだと思われてしまう可能性もありますし 鑑別書も無ければ本物だと信じて貰えない可能性もあります。
例えば、安売りで有名な衣料品店の陳列棚に本物の高級ブランド品を置いていてもパチモンにしか見えませんよね(^_^;)
ショーケースの中に置いてるだけで、貴重で高価な物だと
お客さんは瞬時に判断出来ます。
防犯的な事と破損を防ぐ以外にも
ショーケースは同時に 高額な物を売る時の演出も同時に出来るという事です。
安価な石と高価なレアな石を同じ様に扱っていて レアな石の値段が高価だったら 尚更 高いと感じてしまいますが、これはレアなんですが・・・とケースの中から出してきたら高価でレアな商品に感じませんか？
それが商売の演出なのです。
簡単に言えば 味噌も糞も状態の展示方法では、どれが味噌で、どれが糞だという判断は出来ない人の方が圧倒的に多いという事です。
接客販売は演出と駆け引きが大事ですので、
私が浅草石フリマの時に 石友さんの ねこやさんのヘルプに入った時は
お客さんの視線の先とタイミングを考えて 商品の説明をさせて頂いた時に買って頂ける事が多いのは
１度見ただけでは 何気に見ただけですので、何度も同じ物を見ている時に説明をさせて頂いたり
何人かで来られた方の１人がフローライトの話をしたら フローライトが置いてある場所と○○産のフローライトですと説明させて頂いたり
蛍光鉱物の話をされていたら 蛍光する鉱物 全てに長波を照射したり
聞こえた事に 直ぐに対応出来る様な接客を心掛けています。
その演出をする事で、それ(鉱物の蛍光)を見ていた 全く別のお客さんが興味を示すキッカケになる事も多々ありますし
珍しい鉱物の時は 私は鉱物コレクターなのですが··· これは本当に珍しい鉱物だと説明させて頂いています。
それが説得力がある言葉になり
この値段で売ってる所は殆ど無いと思いますよ😊とか
この値段(５００円や１０００円)だったら 買っておいて損はしないと思いますよ😊と
販売者サイドでありながら 客目線やコレクター目線で、自分自身の知識や経験値で、壊れやすいとか脆い鉱物だと 必ず その旨を伝えて 納得した頂いてから 購入を決めて頂いています。
そして 極力 丁寧に包んで お渡ししています。
それを 毎回 繰り返す事で、ねこやさんは 脆い石は ちゃんと説明してくれて 丁寧に包んでくれるというイメージが出来ます。
店頭で、ただ立ってればいいとか ただ座ってればいいって事ではありません。
商売は そんな甘くはありません。
これはミネラルマルシェの会場限定の事ですが、仲良し業者さんの所に居る時 お客さんから どっちが良いと思いますか？と私が聞かれたら 私の意見を伝えます。それで笑顔で気持ちよく購入して頂けたり
別の鉱物やルーペやライトをお探しの方には それがある お店や会社の場所まで案内したりしています。
鉱物店や石イベントでも素人レベルの店員さんは 知識が無い故に脆い物を雑に扱う人も居ます。
よく硬度を質問される方もいらっしゃいますが、私は硬度１のタルクでも気にしません(笑)
硬度を知った所で・・・って事も多々あります。
例えば メジャーな水晶は硬度７で硬度的には 硬い所に叩きつけたりしない限り割れる事は無い感じですが、
アメリカ アーカンソー州の水晶で、母岩が砂岩の様になっているタイプの水晶もあり
その砂岩の部分は とても脆いのです。
そういう経験値が無く
水晶＝そこそこ硬いという認識だけだと包む時に壊してしまう確立が増えるという事です。
そういう事もあり 申し訳ありませんが、これは脆いので、プチプチ使ってもらう事出来ますか？とか キッチンペーパーを何枚か多く巻いて頂けますか？とか
こちらから言わなきゃならない
プロ失格の人も 一定数居ます。
ちゃんとした会社では 標本ケースに入ってなかったのを瞬時の状況判断で標本ケースに入れ変えてくれた所もあり
そういう所は プロとして硬い・脆いの勉強もしているという事ですしトラブル防止にもなりますので、立派な対応だと感心した事があります。
たかがミネラルタック
されどミネラルタック
たかが陳列
されど陳列
たかが販売
されど販売
見せ方と売り方の話でした(^-^)
