「 産科医療補償まだ34件…剰余金数十億円発生も 」 | 脱奴隷小児科医の刹那主義

「 産科医療補償まだ34件…剰余金数十億円発生も 」


大阪も昨日から雨が降って、さらに蒸し暑いですな。


宮崎県の口蹄疫を見てると、鳥インフルエンザとか日本で流行したら全滅でしょうな。
農家と補償交渉してる場合じゃなくて、全て政府が責任を持って、有無を言わさず対策を
実行しないかぎり感染は広がるばかりです。
感傷的な気分に浸っていれば、次は国民の命が危ぶまれるかもしれません。

今、日本の子供の間でも手足口病が流行っており、何らか関係があるのかもしれませんね。
口蹄疫も手足口病も同じピコルナウイルス科のウイルスですから。



実は先週末は社内旅行がありまして、参加してきました。
滋賀県の方まで一泊二日でいってきたのですが、近江牛も美味しくて、なかなか良かったです。
で、久しぶりに麻雀をしたんですな、宴会の後に。
事務の方と産科の先生と。
いや~もう久々に熱くなりましたね。刹那を感じました。
結果は3回やって、3位、トップ、トップと満足のいく結果でした。
でも、あまりに上手くいったので、事務の方とか遠慮して接待麻雀風になってんじゃないかと
少し勘ぐりましたが・・
真相のほどは分かりませんが、次回また囲めばはっきりしてくるでしょう。

麻雀というのは心と心のぶつかり合いなわけですから、新生児の蘇生の時と同じように全身全霊を
傾けて真剣やらないと、本当の刹那を感じることはできないのです。

本当の刹那を感じることが、自分が生きていることの証なのですから・・



まあ、いいや。



では、本題へ。

こりゃ、また予想通りにぼろ儲けしてくれるもんだね。

余った金をヒブとプレべナーへまわせっちゅうの。

将来自由診療になっていくだろうし、医療がどんどん官僚と企業の食い物にされていくでしょうな。

何度言うけど、余った金をヒブとプレべナーのワクチンへまわせっちゅうの。

昨年の1月にこのブログでも取り上げたけど(お産の5,6参照)予想通りの結果。

天下り機関も保険会社も予想通りぼろ儲けで、よかったね。



 
 『 産科医療補償まだ34件…剰余金数十億円発生も

   
  出産事故で脳性まひになった子どもに医師の過失がなくても3000万円の補償金を支給する
  産科医療補償制度で、昨年1月の導入以降の支給件数が34件にとどまっていることがわかった。

   年500-800件という当初の見通しに比べると著しく鈍い出足で、今後、支給件数が大幅に
   増えない限り、数十億円規模の剰余金が発生する可能性がある。制度の周知徹底が求められる
   ほか、要件緩和や補償金額など見直しの議論も浮上しそうだ。

  同制度は患者の早期救済と、医療訴訟を減らして産科医離れを食い止めることを目的に導入された
  。申請ができるのは、脳性まひの診断が可能になる生後6か月から5歳の誕生日まで。
  運営する日本医療機能評価機構によると、昨年初めに生まれた赤ちゃんが生後6か月を迎えた昨年
  7月以降、今年4月までの10か月間に申請があったのは35件。書類の不備で継続審査になった
  1件を除き、支給が決まったのは34件だった。

  補償金は医療機関が同機構を通じて損害保険会社に支払う保険料(出産1件3万円)で賄う。

  国内の出産は年100万件余あり、保険料は年約300億円集まる。保険会社との契約で、件数が
  予想より少ない場合の剰余金は、支給が年300人を超えれば全額が同機構に返還されるが、30
  0人未満なら、300人分の額と実支給額の差額は保険会社の取り分になる。
  同機構は、現時点で件数が少ない要因として、〈1〉成長して症状が変化することもあるため医師
  が診断に慎重になっている〈2〉制度の認知度が十分でない--などを挙げる。 』



  

  笑いが止まらんでしょうな。

  ほとんど宣伝費をかけなくても、年間300億円の保険料が全国の医療機関からきっちりと納め
  られる。
  日本医療機能評価機構の運営費は50億円だそうです。
  本当ならなぜ仕分けの対象にならないのでしょうね。

  残りの250億円のうち、175億円までは保険会社の利益にしていい契約だそうです。
  支給件数が34件なので、支給される補償金の額は10億ちょっと。
  しかも補償金というのは20年かけて支払われるわけで、全ての額が支払われるまでの補償金は
  保険会社の持ち金となり、運用資金となります。
  我々の預金を銀行が運営しているのと同じです。

  とりあえず、300億円から10億円引いて、残り290億円うち保険会社が175億円。
  残りの115億円はどこかにプールされるのでしょうか。
  天下りのお偉いさん方のポケットにプールされていくのでしょう。
  どういうお金の使い方なのか日本医療評価機構から、ちゃんとした説明を聞きたいものです。
  このままいけば、毎年巨額の埋蔵金がプールされていくのでしょうか。
  
  
  
 

  何度も言うが、そのプールされた埋蔵金をヒブとプレべナーのワクチンへまわせっちゅうの。

  それが、毎年脳性まひになってしまう子供の数を減らすことになるんだから。

  もっと子供のためにお金を使ってあげてくださいよ。

  墓場までお金持っていけないんだから・・・