最新医療事情118「 交際女性に点滴し堕胎 容疑の医師を逮捕 警視庁 」
今日も暑いですな。
みなさまもご存じのこのニュース。
不可解な点も多いですが、事実だとすれば医師免許剥奪の上、罪を償ってもらうしかありません。
『 交際女性に点滴し堕胎 容疑の医師を逮捕 警視庁
妊娠した交際相手に「ビタミン剤」と偽り子宮収縮剤の錠剤を飲ませたり、点滴して流産させた
として、警視庁捜査1課と本所署は18日、不同意堕胎の疑いで、医師の小林達之助容疑者
(36)=金沢市もりの里=を逮捕した。捜査1課によると、小林容疑者は「知りません」と
否認しているという。同課は小林容疑者の自宅を家宅捜索し、子宮収縮剤の入手ルートの解明を
進める。
捜査関係者によると、小林容疑者は当時、東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)に勤務。
女性は同僚の看護師だった。小林容疑者は現在、金沢大学付属病院(金沢市)に出向している。
捜査1課の調べでは、小林容疑者は都内に住む30代の女性が妊娠したことを知り、平成21年
1月上旬、女性の自宅で「ビタミン剤」と称して子宮収縮剤の錠剤を飲ませたほか、同月中旬に
は点滴して、女性の同意を得ずに堕胎させた疑いが持たれている。
女性は妊娠6週目で、出産する予定だったが、小林容疑者は妊娠発覚時、すでに別の女性と結婚し
ていた。女性の自宅には子宮収縮剤の錠剤や使用後の陣痛誘発剤のパックが残っていた。
女性が堕胎後に病院で診察を受けた際、治療で使うため処方された子宮収縮剤が小林容疑者から
受け取った薬と同じだったことから偽装が判明。女性は昨年末に警視庁に被害を相談していた。
医療関係者によると、子宮収縮剤は出産時に分娩(ぶんべん)の長期化による胎児への悪影響を
避けるため、陣痛間隔を早める陣痛促進剤として使用するほか、分娩後や流産、死産後の治療の
際に用いられる。 』
まずは、医学的な疑問点から。
・子宮収縮剤を内服したり点滴したりしただけでは、普通は流産(中絶)しない
らしい(100%ではない。保険適応のない薬もあるそうです。)
流産させる(中絶)ためには、物理的に子宮の一部を広げてから中身を掻き出す
必要がある。
また今の日本の医療では、中絶を目的に子宮収縮剤を使用することはないらしい。
あくまでも陣痛促進や、流産後や分娩後の止血目的で使用するとのこと。
次に薬剤の入手経路。
・子宮収縮剤というのは、男性が使用することはなく、女性のみに処方できる薬剤。
つまり、男性医師が処方する場合は女性のカルテが必要になってくる。
誰かのカルテ(妻もしくはこの女性?)に勝手に処方をすることになる。
医師本人が処方したならば、決定的な証拠が残る。
・また勝手に薬を盗んでくるという方法も考えられるが、大学病院や市民病院クラスでは
人目が多過ぎて不可能(夜間であっても)。
知り合いの医師からの処方でも、男性医師に処方することはできないし、また後からの
責任追及問題を考えると、知らない女性に安易に子宮収縮剤を処方するとは思えない。
そして、子宮収縮剤の内服、点滴。
・女性は看護師とのことで、もちろん一般人よりは医学的な知識は持ち合わせているはず。
点滴の中に薬を入れてしまえば分からなくなってしまうが、男性医師より実際に渡された
薬が、ビタミン剤かそうでないのかの区別が本当にできなかったのか。
ましてや妊娠中は、妊婦さん誰しもが内服薬には気をつけるはず。
・医師から受け取った薬やその後の点滴の後から、体調不良を自覚していながら、手元に
残ったビタミン剤と思っている薬を看護師でありながら確認しようとはしなかったのか。
立件について。
・立件にはあくまで男性医師が子宮収縮剤を手に入れた事実があり、なおかつ女性の体内に
子宮収縮剤が入っていた事実を確認する必要があると思われる。
また子宮収縮剤と流産の因果関係の医学的証明が必要。
もっとも不自然な点。
< 女性の自宅には子宮収縮剤の錠剤や使用後の陣痛誘発剤のパックが残っていた。
・男性医師が故意に点滴をするつもりなら証拠を残すだろうか。
・また、子宮収縮剤の錠剤が残っていたというのも変。
もし本当にビタミン剤と信じていたならば、全部飲んで無くなっていてもいいはず。
逆に怪しいと疑ってわざと残していたならば、堕胎後病院で診察を受けるもっと前に
何の薬だったか普通はすぐに調べるはず。
・もしくは、この薬飲んでからお腹の調子が悪くなったんですけどって、持っていくでしょう。
それか診察の時に、産科の医師から質問されているはず。
病院で処方されて初めて気づいたというのは、あまりに不自然。
現時点での可能性・・
①男性医師が女性看護師を騙し、故意に堕胎させた。
②女性看護師は妊娠していたが、自然流産してしまい(妊娠6週目というのは自然流産の確率
が高いと思われる時期)自作自演の芝居を打った。
今後のポイント・・
①本当に男性医師の子供を妊娠していたのかどうか
②子宮収縮剤の入手経路は?
③女性看護師の自宅で男性医師が女性に点滴をしたという客観的事実。
真実は定かではないが冤罪の可能性もあり、慎重な捜査を期待します。
子宮収縮剤の入手経路が分かれば、冤罪かどうかある程度はっきりするでしょう。
捜査一課は子宮収縮剤の入手ルートの解明を進めると現時点では言っているが、逮捕するくらい
なので、もうすでに入手ルートの証拠をつかんでいるのかもしれない。
みなさまもご存じのこのニュース。
不可解な点も多いですが、事実だとすれば医師免許剥奪の上、罪を償ってもらうしかありません。
『 交際女性に点滴し堕胎 容疑の医師を逮捕 警視庁
妊娠した交際相手に「ビタミン剤」と偽り子宮収縮剤の錠剤を飲ませたり、点滴して流産させた
として、警視庁捜査1課と本所署は18日、不同意堕胎の疑いで、医師の小林達之助容疑者
(36)=金沢市もりの里=を逮捕した。捜査1課によると、小林容疑者は「知りません」と
否認しているという。同課は小林容疑者の自宅を家宅捜索し、子宮収縮剤の入手ルートの解明を
進める。
捜査関係者によると、小林容疑者は当時、東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)に勤務。
女性は同僚の看護師だった。小林容疑者は現在、金沢大学付属病院(金沢市)に出向している。
捜査1課の調べでは、小林容疑者は都内に住む30代の女性が妊娠したことを知り、平成21年
1月上旬、女性の自宅で「ビタミン剤」と称して子宮収縮剤の錠剤を飲ませたほか、同月中旬に
は点滴して、女性の同意を得ずに堕胎させた疑いが持たれている。
女性は妊娠6週目で、出産する予定だったが、小林容疑者は妊娠発覚時、すでに別の女性と結婚し
ていた。女性の自宅には子宮収縮剤の錠剤や使用後の陣痛誘発剤のパックが残っていた。
女性が堕胎後に病院で診察を受けた際、治療で使うため処方された子宮収縮剤が小林容疑者から
受け取った薬と同じだったことから偽装が判明。女性は昨年末に警視庁に被害を相談していた。
医療関係者によると、子宮収縮剤は出産時に分娩(ぶんべん)の長期化による胎児への悪影響を
避けるため、陣痛間隔を早める陣痛促進剤として使用するほか、分娩後や流産、死産後の治療の
際に用いられる。 』
まずは、医学的な疑問点から。
・子宮収縮剤を内服したり点滴したりしただけでは、普通は流産(中絶)しない
らしい(100%ではない。保険適応のない薬もあるそうです。)
流産させる(中絶)ためには、物理的に子宮の一部を広げてから中身を掻き出す
必要がある。
また今の日本の医療では、中絶を目的に子宮収縮剤を使用することはないらしい。
あくまでも陣痛促進や、流産後や分娩後の止血目的で使用するとのこと。
次に薬剤の入手経路。
・子宮収縮剤というのは、男性が使用することはなく、女性のみに処方できる薬剤。
つまり、男性医師が処方する場合は女性のカルテが必要になってくる。
誰かのカルテ(妻もしくはこの女性?)に勝手に処方をすることになる。
医師本人が処方したならば、決定的な証拠が残る。
・また勝手に薬を盗んでくるという方法も考えられるが、大学病院や市民病院クラスでは
人目が多過ぎて不可能(夜間であっても)。
知り合いの医師からの処方でも、男性医師に処方することはできないし、また後からの
責任追及問題を考えると、知らない女性に安易に子宮収縮剤を処方するとは思えない。
そして、子宮収縮剤の内服、点滴。
・女性は看護師とのことで、もちろん一般人よりは医学的な知識は持ち合わせているはず。
点滴の中に薬を入れてしまえば分からなくなってしまうが、男性医師より実際に渡された
薬が、ビタミン剤かそうでないのかの区別が本当にできなかったのか。
ましてや妊娠中は、妊婦さん誰しもが内服薬には気をつけるはず。
・医師から受け取った薬やその後の点滴の後から、体調不良を自覚していながら、手元に
残ったビタミン剤と思っている薬を看護師でありながら確認しようとはしなかったのか。
立件について。
・立件にはあくまで男性医師が子宮収縮剤を手に入れた事実があり、なおかつ女性の体内に
子宮収縮剤が入っていた事実を確認する必要があると思われる。
また子宮収縮剤と流産の因果関係の医学的証明が必要。
もっとも不自然な点。
< 女性の自宅には子宮収縮剤の錠剤や使用後の陣痛誘発剤のパックが残っていた。
・男性医師が故意に点滴をするつもりなら証拠を残すだろうか。
・また、子宮収縮剤の錠剤が残っていたというのも変。
もし本当にビタミン剤と信じていたならば、全部飲んで無くなっていてもいいはず。
逆に怪しいと疑ってわざと残していたならば、堕胎後病院で診察を受けるもっと前に
何の薬だったか普通はすぐに調べるはず。
・もしくは、この薬飲んでからお腹の調子が悪くなったんですけどって、持っていくでしょう。
それか診察の時に、産科の医師から質問されているはず。
病院で処方されて初めて気づいたというのは、あまりに不自然。
現時点での可能性・・
①男性医師が女性看護師を騙し、故意に堕胎させた。
②女性看護師は妊娠していたが、自然流産してしまい(妊娠6週目というのは自然流産の確率
が高いと思われる時期)自作自演の芝居を打った。
今後のポイント・・
①本当に男性医師の子供を妊娠していたのかどうか
②子宮収縮剤の入手経路は?
③女性看護師の自宅で男性医師が女性に点滴をしたという客観的事実。
真実は定かではないが冤罪の可能性もあり、慎重な捜査を期待します。
子宮収縮剤の入手経路が分かれば、冤罪かどうかある程度はっきりするでしょう。
捜査一課は子宮収縮剤の入手ルートの解明を進めると現時点では言っているが、逮捕するくらい
なので、もうすでに入手ルートの証拠をつかんでいるのかもしれない。